ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

漢文

小6の娘はいま小学校で漢文を習っているらしい。
「読める?」とドヤ顔で娘が紙に書いた漢詩を渡してきた。

春暁、孟浩然。

春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少

懐かしい~。
これは中国語でも読める!…ハズだったのに、
あれ?忘れた。読めない漢字がある…と固まっていたら
娘に「読めない?読もうか?」と言われたので
書き下し文で読むと大層、驚かれ、言われた。
「母さん、国語が得意だったの?中国語できるの?」と。

えっ?!なんですって?
私、文学部卒ですけれど…。
国語が得意科目で、国語が好きすぎて、
本に埋もれたい人がうようよいる学部出身ですよ。
その私に「国語が得意だったか?」って聞くとは。
しかも、高3まで専攻は中国文学希望していて
高校の第二外国語で中国語をとって大学でも中国語を履修していた私に
「中国語できるの?」って…
できるわよ!!と言いたいけれど、できた!…わよ。
前は英語より中国語のほうが得意だった!

こんなに中国語を忘れるなんて…と香港のパルに日本語で愚痴り、
「お疲れ様ですね」と日本語で言われる。
香港のパルから音声データももらい、次に聞かれたときは
完璧な中国語で言ってやる~!と闘志を燃やしている。

江碧鳥逾白
山青花欲然
今春看又過
何日是帰年

杜甫の絶句が一番思い出深い漢詩
中学3年で中国に行ったとき、この漢詩を書いて
中国語知っているアピールしたつもりが、
「中国では小学校1年生で習うのよ~!」と言われたんだった…。
ホームシックになったとき、この漢詩の意味がしみじみと胸にきた。
3年ほど中国にいたので…と言いたいけれど3週間です。
「ホームシック、なるのも終わるのも早かったね!」と
中国のホストシスターにいまでもからかわれる。

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