ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

早期の英語教育

何度となく繰り返されてきた質問を
花子が中学入学を控えてまたいま繰り返しされている。
「花子ちゃんには英語をメイさんが教えているんでしょ?」と。
何度も聞かれて、何度も繰り返してきたけれど、
「教えてない!」

その理由は、林修先生と同じ!
林先生が同じことを言っていて、びっくりした。
「早期の英語教育は不要」「母国語をしっかりと学び思考力を
向上させることこそが大事」と述べていた。
英語が苦手だった親に限って、早期の英語教育をする、とも。

現国を教えている林先生なら、母国語ファースト!は
まぁ、そうだろうとも思うけれど
ノーベル化学賞を受賞した白川秀樹氏も思考力には母国語が大切で
英語はあくまでもコミュニケーションの道具と以前のインタビューで
答えていた。
早期の英語教育賛成派の先生によると、日本で学ぶ前提でしか
その教育観は使えませんよ、となるらしい。

この英語の早期教育賛成派と反対派の意見、どちらもとても興味深いけれど
私は早期英語教育不要派。
日本以外の国に住んでいるのならともかくとして、
こどもたちには日本人としての教養や文化を身に着けてほしい、
と思っているから。

私自身は帰国子女の多い高校に通った。
高校1年生のときは、帰国子女たちの素晴らしい発音の英語に圧倒された。
しかし、彼女たちは英語はできるけれど、国語や歴史などは全くで…
そして、3年生になるころには、誰が帰国子女だったっけ?というほどになる。
言語は使わないと忘れる。
それでも、彼女たちは留学生たちと流暢な英語で会話している、
と思っていた。
あるとき、留学生は「彼女(帰国子女)の英語はとても子どもっぽい」と言った。
その意味が分からず、英語の先生に聞くと、
滞在していた年齢までの英語はきちんと話せるけれど、
現地の高校生としての英単語レベルではなく、あくまでもこどもの英語らしい。
そして、日本語はどうかというと、日本語も幼いまま。
この出来事は結構、強烈に私の中で残っていて、
第一言語をつくることは大切だと思い、こどもたちにも
きちんと第一言語を身につけてほしいと思っている。

 

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