ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

募金の意味


赤い羽根募金の季節がやってきた。
町内会からも募金お願いしますと”集金”に来る。
私の町内は、「ほぼみなさん、200円募金してくれます」と、
200円募金を続けている。
そして、こどもたちの小学校からも赤い羽根募金の協力要請がくる。
「赤い羽根の募金はなにに使われているの?」という質問がでる
こどもたちの同じ口から
「ちょっとの募金で助かる人がいるらしい」という言葉がでる。
そもそも、その募金が何に使われているか知らないのに
”助かる”って、なんでわかるの?と、つい小学生のこどもたちに
突っ込んでしまった後で、一緒に赤い羽根募金を勉強した。
そして、毎年のように一律に200円募金×3人。

帰宅したこどもたちが、「〇〇くんは61円だって!お小遣いから」と
金額が低かったことを話していたので、
いやいや、募金は金額の高低ではないし、
そもそも小学生のお小遣いからでた61円と
お母さんからもらってきた200円と、どっちが募金するのが大変?と
こどもたちについお説教してしまったけれど、
ついでに言うなら、小学生から募金って、
それはそもそも親の財布からの募金なわけで、
学校は一体、どういう教育をしたいんだろうか?と思った。
募金の習慣づけ?
お小遣いから少ない額でも募金をすることの大切さ?
赤い羽根の意味?
「とりあえず、親から募金もらってきてね~」
という姿勢に疑問がいっぱい。
募金の意味まで学校教育でというのは学校の先生に求めすぎかもしれない。
募金の意味も含めて親と募金の相談をしてきてね、だったら、
また受け止め方も違ったんだろうけれど。

学校からの集金のような募金に違和感を感じ、
こどもたちにNOと言いたくなることがある。
先日もその話になったとき、
6年生の花子に「募金をしたくないの?」と聞かれた。
200円をケチってるって思っているのか…
そこじゃないのに、と思い、説明した。

そんな話をママ友たちとしたとき、募金額の話になった。
学校経由の募金に限らず、数百円単位が多かった。
私はこどもたちが生まれる前、検診に通う産婦人科に置いてあった
おぎゃー献金の箱に出生体重分の金額を入れる!と夫に話していた。
花子の出生体重は2500gちょっとだった。
花子が生まれたとき、五体満足で生まれてほっとした私は
同じ日に悲しみを感じているかもしれない別の新米ママに思いを寄せ
募金した。
1万円。
募金箱に万札を入れる私に驚いた夫の顔ったらなかったけれど。
「1万円入れるの?」と聞かれ、
「めでたい日にけち臭いこと言わないで」と募金した。
太郎のときも次郎のときも、
おぎゃー献金の箱に1万円入れた。

災害のたびに200万円寄付、1億円寄付というすごい金額を
寄付できる人もいるけれど、私にとっての1万円は結構大きな額。
大きな額をポンと寄付することはなかなかできないけれど、
募金のときに、違う環境に身を置く人たちのことを考えてほしいと思う。
台風の後、広島へいくとあちこちに募金箱があり、
カプリコ3つ分、買うのやめるから募金していい?」と花子が言った。
そういう姿勢が募金するときにはほしい。

 

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