ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

その後

太郎のケガ、日本のママ友たちの反応は相変わらず薄かった。
「あそこの家は、言っても無駄だよ」とわかっているから、
というのもあるのだけれど。
年に数回は誰かの保護者が学校にさすがに言ったらしい、
という話を聞くものの、改善されることなく4年生。

サウスカロライナ州のパルにかくかくしかじかで…
私の怒りのままに行動しようとすると、やりすぎとママ友たちに
言われるんだけれど…とメールした。

I can't believe that school, that teacher.
This behavior is absolutely unacceptable.
(学校も先生も信じられない。そんな態度は受け入れられないわ)
I know it's not the Japanese way but there's got to be an authority
you can report the school to,
someone who would hold them accountable.
(日本人の対応ではないってわかってはいるけれど、
学校に報告して、責任をとらせないと)
hold someone accountable for:責任をとらせる

If my child came home with a bruise on his face and
no one could provide an explanation... trust me,
the teacher AND that bully's parents would be calling the police on me,
not the other way around.
(もし、私の子が顔にあざつくって帰ってきて、
誰もその説明をしなかったら、
絶対に学校といじめたこの親へ警察呼ぶわね、当然)
the other way around:逆に

そして、月曜夕方に担任の先生が説明に来られた。
「ちょっとほうきが当たったみたいで~。」と。
先生には高校生のお子さんがいるとこどもたちから聞いている。
きっとお子さんを叩いたこともあるでしょう。
私もモップで掃除してて、後ろの柄(え)がこどもに当たったことも何度もある。
「ちょっと当たったこと」が何度も。
でも、たんこぶなんて、できたことないですよ。
そんなことでたんこぶができないのはわかってらっしゃいますよね?
3日経ってまだあるのに、「ちょっと当たった」っていう
加害児童の言葉を鵜呑みにしているんですか?と
つい言ってしまった。

「加害児童の親から説明を求めたい」と言ったら、面倒くさそうで、
「また数日中に、でいいですか?」と言われた。
太郎のたんこぶも癒え、記憶があいまいになってから
以前あった些細なこととして先生はお話したいのかもしれませんが、
それは被害児童の親の怒りを蓄積させるだけで、
賢明な判断とは言えないと思いますよ。
すでに対応が後手後手になっていることに
気づいていらっしゃいますか?
たんこぶを大したことない、些細なことではないと先生や
小学校が思っているなら、すでに暴力に麻痺しているんですよ。
今週、相手の親に会えなくてもいいですよ。
今度の参観日に廊下で私の怒声が響くだけですから、と
笑顔で言った。

これだけで、「あぁ…言ったか」と日本のママ友たちには言われた。
何度も学校にも言ったけれど、「頭部へのケガは看過できない」!
それにこれ、初めてではないからね!!
いままでに蓄積してきたものが”頭部へのたんこぶ”で爆発しただけ。
その後、母親と加害児童が先生に連れられて謝罪に来た。
暴力的で有名な子なので、「よく謝罪に行かれるのでは?」とつい聞くと、
「学校がそこまでしなくていいって言うんで、初めてなんです…。」と。
・・・おい、小学校!!
怒り狂っているママさん、すごい多いんですけれど…
参観日、にらみつけられていることにこのママさんも気づかずか。
我が家のこどもたちを怒るようにその加害児童にも
「そろそろ善悪の区別はつくでしょ?返事をちゃんとしなさい!」と
言って泣かせた私。
「ハイ!」「ハイ!」と男の子はすごく立派なお返事ができるようになった。
よそのおばちゃんは怖いということを確実に教えたかと。

「家で怒られてる?」と聞くと、「家ではあまり」と男の子から正直な申告も。
クラスの子も困っているから、ちゃんと暴力やめるように言ってと
ママさんに言うと、「言ってはいますが、響かなくて…」と言うので、
つい「響かなくて、で終わらずに響くまで言うのが親でしょ?
あなたがこの子の親でしょ?あなた以外に誰がやるわけ?」
とも言ってしまったとも。

優しい先生だと思っていた太郎の担任、
優しいっていうより、見放しているというか諦めているというか…
長年の経験で、「こういう子は成長なし」と判断したのか。
先生って、そういうものじゃないよね?とつい思ってしまったけれど、
そんな先生ばかりなのかもなぁと花子たちの小学校を見ていると思う。
元教員のママさんたちに
「メイさん、最低限度のことができてないってことを
きっちり伝えたけれど、確実に明日の職員室に話題を提供したね。」と
口々に言われた。
職員室で話題にならないことより、
太郎が暴力に怯えずに学校に行くことが私には大事!
「学校は勉強しに行くわけで、暴力におびえたりするところじゃない。
そもそも、そういうしつけをしてから学校へ行かせて!」とも
ママさんにきちんと言った。
なんといってもまだ小学4年生、根性曲がっているわけでも
性根が腐っているわけでもない。
なんとかまっすぐに伸びてほしいと思う。