小6の花子が化学の元高校教諭から化学図録を借りたのは
確か金曜日。
あまりにも夢中で、ずっとその化学図録を読んでいるので
同じ本(出版年度は最新のもの)を購入した。
そして、スタディサプリで高1化学基礎を視聴し始めた。
小学生が高校の化学…
それって、中学の理科が抜けているままだけれど
大丈夫なの?と気になったので、
中学の理科3年分!という参考書も本屋で購入することにした。
花子と私が見て、わかりやすそうだったのはこれ。
「ついでに化学の参考書もほしい!」と花子が言うので
全く分からないから、自分で選んできてと本屋に連れて行くと
「恥ずかしいから、一緒に来て」と言われた。
エロ本を選びに行くのではなく、化学の参考書を選ぶのに
なにがどう恥ずかしいわけ?と思いつつ、高校の参考書コーナーにいくと
高校生たちがたくさんいた。
ちょっと、その制服、もしかして市内トップ高校の制服じゃないの~!?と
私もつい制服チェック。
「センターにいまから間に合うかな?」と言ったり、
「この前の模試が…」という話に耳をそばだてながら選んだ。
化学に一歩も足を踏み入れたことがない私がわかりやすそう!
と選んだのはスタディサプリで花子が視聴している高校化学の
坂田薫先生の本。
よくよく考えれば、その現役高校生たちにおすすめの化学基礎の参考書でも
聞けばよかった…。
「化学、初めてだけれど、よくわかるよ。
小学生の私でもわかるから授業がわかりやすいんだと思う」と
小学校の算数の宿題をしながら…高校化学を花子はしていた。
おかしい、なんだかおかしい。
小学校の算数しながら高校化学???
それ、どっちも頭に入っているのか?と思い、花子が高校化学を視聴しているとき
一緒に見てみた。
そして、「では、映像を止めて、演習問題を解いてみよう!」となった。
演習問題…意味不明。
えっ、これ日本語?
待って、まだスタディサプリの高校化学基礎2課で、
(50課まであり、1課に4つのチャプターがあり、まとめテストもある)
すでに私にはわかりませんけれど!!と変な汗がでてくる。
勘すら働かない私をよそに花子はさくさくと答えを選び、全問正解!
解説を聞いたところで、先生からの解説も花子からの解説も
「何言ってるの???」レベル。
その夜、夫と高校化学の参考書とスタディサプリで
花子が解いた問題を前に夫婦会議した。
「ここ、わからないんだけれど・・・」と花子が質問しても
すでに親の私たちがわからない!っていう日がもう明日明後日の世界になってます!と。
聞かれなかったからセーフというだけで、
花子に解説を求められたら、すでに今日でアウトだったけれど。
最初は、「いやいや、まだ化学基礎やろ?2課目やろ?6年生やで。」と
軽く見ていた夫に花子のやった化学基礎演習問題を見せる。
「…(化学)忘れてる。」というので、
参考書も優しく見せてあげる。
「これは…いまなら間に合う!俺たちも予習や!」と
花子の化学基礎の数課前の予習を提案されたものの、”俺たちが予習”ではなく、
”俺が予習”でそこはよろしく、とお願いした。
私の脳は数学以上に化学をシャットアウトすることがわかりました。
本っ当にいま化学履修しなければならない学生でなくてよかった!
2課でこれだけわからないなんて…。
花子が高校にいっても、世界史、日本史、英語は担当できそうだけれど
物理、化学、数学は無理…と思っていたけれど、
まさか小学校で化学に興味を持つとは。
「花子があんなに化学に興味を持つとは…」と夫といまでも驚いている。
どこまで続くかわからない化学熱、
すでにコーチではなく応援団席に座って応援することになった。