ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

百聞は一見に如かず

bitter-chocolate3.hatenablog.com学級崩壊している息子のクラスの現状にショックを受けて…の続き。


小学校では教頭先生が会議室へと通してくれた。
お口チャック作戦(ついついオブラートに包み忘れてハキハキと
言う私は黙っとけ!作戦)で、
ほかのママさんが現状を説明。
教頭先生も気づいていたけれど、「まさかそこまでだったとは…」と
絶句されていた。
小学校でも対応を検討し始めたところだったようだけれど、
もう一段階上の対応がいりますね、と。

反抗期を迎える4年生なので、なにかと自我が目覚めて主張したい子も多く
先生1人ではむずかしいというのなら、
いつでも授業参観に、授業補佐に入るので、声をかけてほしいと学校に伝えると
「児童が来ている間は、いつでもオープンスクールだと思って
学校にどんどん入ってきてほしい」と教頭先生はおっしゃってくださった。
そんなとき、1時間目終了のチャイムが鳴ったので、
「では、早速、様子を見に行きましょう!」と教頭先生に促され
ぞろぞろと突撃、授業参観をすることになった。

まず、休憩時間の教室で私が目にしたのは、
ハサミの刃を人に向けてクラスメートに襲い掛かる男子児童。
私たちに気づくと、その男の子はハサミを机の中に片付け
慌てて椅子に座っていた。
同じ教室内に担任の先生いるのに、声かけなし…。
見えてない?先生、視力が私よりも悪い?
それともこれは注意するまでもない日常?とすでにどっと疲れが…。

いじめの集中攻撃に遭っているという男子児童にはズボンに足形がついている。
「これ、どうしたの?」とつい聞くと、「こけたんだ」と。
こけて、足形がここについた?あぁ、納得!!
って、なるか!!と思いつつ、そう答えた児童の気持ちを思うと切なくて
誰がやった?と怒りに震えつつ足形を払う。

休憩時間にしていた工作を授業が始まっても続ける児童もいる。
先生、声掛けなし…。
「授業、始まってるで!!」と、つい声をかける。
何度、私たちが声を小声で掛けても遊び続ける児童、
声を掛けない担任。

予鈴が鳴ってから、廊下に出てくる児童たちの多いこと、多いこと…
ついほかのママさんたちと、
「ちょっと待て!予鈴の意味を知ってるか?
予鈴は廊下に出るっていうチャイムじゃないぞ。
予鈴が鳴ったら教室に入って、次の授業の教科書とノートと筆箱を
机の上に出す!」と指導してしまう。
1年生の教室ではないんだけれどね、ここ…とため息が出る。

3時間ほど授業参観をして、どっと疲れて帰宅。
なにが一番びっくりって、こんなに毎日うるさい授業なの?と
私が呆れながら見ていたのに、帰ろうとしたら太郎がやってきて、
「お母さんが来たから、今日は静かだった!」
あれ、トドメの一言。
これが静かだったのか…いつもは…いや、もう、想像しただけで疲れた。
私たちは、担任の先生も大変だろうし、手伝えることがあれば…
という気持ちで行ったけれど、
担任の先生はすごいピリピリモードで、
「何しに来た?!」というオーラでいっぱい。
私たちを避けて教室を出入りし、あいさつはなし…。
休み時間はさっさと職員室へ行き、本鈴まで教室に戻らず。
教頭や校長にチクったな!っていう感じだったのかしら。
確かにチクりましたとも!校長まで授業参観に来たから児童も
びっくりしていた。

校長先生に「僕もできれば、補佐にもっと入りたいんですが、
いま椅子持参で授業に入っているクラスがあって…」と
もっとヤバいクラスがあることを暗に告げられ、
そのクラスが我が家の末っ子、次郎のクラスだった時の衝撃…。
はぁ…とため息をつくばかりになって帰宅した。