ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

『ワンダー君は太陽』


今年観た中で一番良かった映画に違いない!!と思う映画、
『ワンダー君は太陽』 

ワンダー 君は太陽(字幕版)

ワンダー 君は太陽(字幕版)

 

 遺伝子の異常で顔がふつうとは違う状態で出生した男の子が
自宅学習を卒業し、学校に行き始めることから始まる。
みんなと違う顔、というだけで、どういう学校生活になるか、
想定内の出来事が次々と起こる。
始まって10分で泣き、その後もことあるごとに泣かされ…
誰も死んでないのにこれだけ泣かされる映画って、最近なかったと
思いながら泣けてしまった。

実話ではなくフィクションらしいけれど、
確かにフィクションだろうと思う。
これが実話なら、もう出来過ぎ。
フィクションだからこそ!そこまでの悪人もでてこない、
みんな、実は良い人たち…。

自宅学習でいままでしていたのに、外の世界へこどもを敢えて出す
ママの決意に泣けて仕方がなかった。
残酷なこどもの世界、学校、子どもの世界の人間関係わかってはいるけれど…
押し出したことのあるママさんは多いと思う。
ママさんの気持ちに常に感情移入してしまった。

育児を始めて右も左もわからない頃、
今とあまり変わらないけれど
「こどもがこけたら、ママはどうするか」と書かれている本があった。
「大丈夫?」と駆け寄るか、遠くでじっと見守るか。
私が読んだ育児書は「遠くで見守りましょう」が多かったけれど、
「大丈夫?」と声をかけましょう、という育児書に私は惹かれた。
なぜ、「大丈夫?」と声をかけるか、
こどもは常に親の真似をする。
親が「大丈夫?」と駆け寄り、けがしたところをさすれば、
こどももその真似をする、そして、お友達にもそうするでしょう、と。
そして、”子は親の鏡”ということを本当に痛感するのは
こどもたちが小学生になってからで、その子を見ていると親の言動が見える。

『ワンダー』は私にふつうとは違う人に会ったときの
良い対応を教えてくれた気がする。
顔ではなく、その内面を見る、というごくごく当たり前だけれど
つい外面ばかり見てしまうことは大人もこどもも一緒なのかもしれない。

実は世界は良い人にあふれているのかもしれないと映画を観終わって思い
これがフィクションだったことを思い出す。

 こどもたちの読書感想文の本にもおすすめ。

ワンダー Wonder

ワンダー Wonder

 

 

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