ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

初コストコ

先日、友達に誘われてコストコデビューしてきた。
コストコ、業務用スーパーの海外版でしょ?くらいにしか思っていなかったけれど
「すごいわくわくするわよ!」と行ったことあるママさんが言うので、
修学旅行に行くこども気分で、夫に「お小遣いはいくらまで?」と
つい聞いてしまった。
一緒に行くママさんに「予算は?」と皆目見当がつかないので聞くと
「2万円くらい?」と軽く言われ、驚いてしまった。
1つ1つが大きかったり、量が多いから、と。
コストコ、興味あったの?」と夫に聞かれた。
全然。。。地産地消に逆行している感がすごい!と思っていたので。

しかし、どうせ行くならとネットで「コストコでおすすめはこれ!」もチェックし、
行って買ってきた。
初めて見るものについ惹かれたり、珍しいもの、見たことがないものを
つい購入。
チーズ好きの夫のために各国のチーズを買ったらチーズだけで3000円…。
チーズは概ね成功したけれど、
ネットでも”おすすめ”とされ、友達もおすすめした鶏の丸焼き、
パッサパサで、おいしくなかった…。
冷蔵庫に入りきらないような大きさのピザは海外の味と食べれたけれど
鶏の丸焼きはその逆に味がしない…。
「これ、口の中の水分を全部持っていく」
「誰がおいしいって???」と我が家ではブーイングの嵐でした。。。
その一方で、他人のおいしいを信じて買ったジュースやナッツは
とーってもおいしくて、アマゾンで発見したら
1.5倍や2倍の価格になってて驚いたり。
コストコどうだった?」と初コストコの私にみなさん期待の眼差しで聞く。
「すっごいよかった!最高!」っていうようなのを期待しているのは
わかるんだけれど…「うん、まぁ、面白かった。」が限界。

コストコで一番驚いたことは正直、店員さんたちだった。
カートをあっちからこっち、と50mもない距離を移動させている店員さんがいた。
帰るときに置かれたカートを入り口の近くへ移動させている。
私が店に入るときに見て、出る時もやっていた。全く同じ動作を
全く同じことをエンドレス?
ユダヤ人収容所でユダヤ人が一番きつかったのは土を50mほどの距離を
移動させるだけの仕事だったという。右から左へ、左から右へ、とエンドレスに。
生産性がなければ、考えることもない仕事…これを朝から晩まで?毎日?
週何日?いつまで続ける予定?
もっと効率よく働けるようにすればいいのに
これ、人がする意味ある?無駄じゃない?と気になって仕方がなかった。

私と同じようにコストコ初心者の人が店員さんに「これって、どこにありますか?」と
商品売り場の質問をしていた。
立て板に水が流れるように滔々と商品の説明をしていた店員さん、
途端に言葉に詰まり、
「私、本当にこの場所しか知らないんです。」と。
彼女が知っているのは広いコストコの彼女に任された狭いエリアだけ。
そのエリアの狭さったら…質問したお客さん以上に聞いていた私が絶句。
きっと彼女はその担当エリアを離れることもできなかっただろうとも思いつつ、
地方のスーパーやホームセンターの店員さんとは違うのね~と。

そして、一番衝撃だったのがエスカレーター横にいた店員さん。
一階から2階(地下から1階?)へあがるときに階段ではないエスカレーターがあった。
カートで上がり降りできて便利!なのだけれど、
上がりきったところで、ほんの少しの段差があり、そのときに
カートを引っ張る役をする店員さんがいた!!
常駐?!カートのためだけに?
そして、みなさん、それを当然のようにしてもらい挨拶もお礼もなし。
うわぁ…私、これを無言で当然のように通るの無理。
つい「今日は寒いから大変ですね、ありがとう」と声をかけたし、
2回も3回も通って、そのたびに「ありがとうございます」と言ったけれど
私以外に言っている人は見かけず…。
エスカレーターを直せば人いらないんじゃない?と思ってしまった。
そこはもうロボットでいい!人間ならもっと建設的なことができるのに!と
あちこちで気になった…。

アマゾンの倉庫での労働環境の劣悪さを読んだことを思い出したコストコ
いろんな意味で、海外だった…。

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