ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

『ハッピーエンドが書けるまで』

 

 ラブストーリーというよりも家族の物語。
有名な文学賞を2度受賞した立派な作家のお父さんは
離婚して家を出て行った元妻のストーカー、
娘も作家デビューしたものの愛や結婚には懐疑的な皮肉屋で
ワンナイトラブ(古い?)を満喫中、
息子は純粋ながら、お父さんに「本を書くなら経験を積め!」と発破をかけられ
経験を積むべく意中の彼女にアタックし…
すごい話がだんだんとまとまっていく様子が期待していなかっただけによかった。
映画の中で流れてくる歌、
HOMEじゃないですか!カントリーだ!

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聴いたことある!と盛り上がったりしたけれど、
一番、私が盛り上がったのは、スティーブン・キングの登場。

スティーブン・キングだ。君の小説を読んだよ。
最高だった!」って、そんな電話受け取った日には
作家志望の人なら、もっと興奮するって。
「僕がどれだけあなたに影響を受けたか表現できない」というようなことを
作家志望の弟は椅子から立ち上がって言うのだけれど、
スティーブン・キングでっせ?あの有名な!

 

スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編 (新潮文庫)

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 しかも、スティーブン・キングの声、本人らしい!
本人!写真は見たことあるけれど、声は初めて聴いた~!!
キャーキャー!!と、ついミーハーに叫んでしまった。
そこはもう意味なく机の上に乗って狂喜乱舞でしょ!
相手はスティーブン・キングよ!(しつこい)と興奮したけれど、
私ならニコラス・スパークスのほうがうれしい。

 

きみに読む物語 - The Notebook【講談社英語文庫】

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 スティーブン・キングの声が聴ける!この映画の価値はここかと。

原題は”Stuck In Love"

stuck in:身動きできない
stuck in Love:愛に身動きできない、が直訳。
それが”ハッピーエンドが書けるまで”と邦題がつくとは。
うーん…もっと映画は大きな意味があったのに軽いタイトルが残念。
身動きできない、囚われる、そんなタイトルでもよかったかも~と
思ったけれど、そうなるときっと若い人たちは観ないだろうな。
軽いラブストーリーだろう、と思って観てもらわなければいけないのだろうけれど
最近の邦題、いまひとつ。

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