ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

冬休みの本

以前は苦手だった人々に最近、妙に共感してしまう。
例えば、こどもを4人東大に入れた佐藤ママ。  

「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母が明かす志望校に合格するた

「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母が明かす志望校に合格するた

 

  彼女の自分の時間を犠牲にして(彼女は犠牲とは思わないだろうけれど)
こどもたちの教育にかけた情熱や時間を批判できる人なんて
いるのかしらと思うほどに感心する。
あっ、もちろんお金もかかってますが。

こどもの内からこどもに手帳を持たせて学習計画を立てる!
という自立したこどもの学習方法を掲げる本も多いけれど、
我が家も私がこどもの冬休みの計画を作った。
「学習計画を立てることが意外に時間がかかるから」ということ。
その時間があればピアノ弾けるのでは?と発表会が近づいてきて
焦っているのは毎年のことながら私だけ。
6年生の花子が「今年は自分で学習計画を立てる!」と言うので
やらせてみたら、30分刻みの過密スケジュールで、2時間で挫折した。
そして2回目は「臨機応変に」と一言でかでかと書いていただけ。
それは最早スケジュールとは呼べませんけれど。
といった具合に、6年生でコレだから、中学受験対策に学習計画を
佐藤ママが作ったのは効率もよく、理にかなっていると思った。

そして、もう一人は「今でしょ!」の林修先生。
林修だか林望だか知らないけれど…と思っていた。
国語をテクニックで解く、といった受験国語が嫌いなもので。

ただ、すごく共感した発言があった。
「勉強ができない人は演習量が足りない」。
これ、本当!
そして、もう一つ。
林先生の発言に「本当にそれ!!」と激しく同意したのは
「最近の本は離乳食」。
かみ砕いて説明しすぎだと言いたいらしい。
あぁ~、わかる。平易な文章すぎる。
さして内容がないことを難しそうに書いて伝わらない評論文を
受験時代にいやというほどに読んで、
賢い人こそ万人にわかるように書けるはずだ!と思ったし、
その代表は坂口安吾の『堕落論』だと思う。
なにか一冊売れると、その漫画版が出てくる、とも言っていたけれど
それもあるある!
しかし、最近私が読書をしていて思うのが1冊1冊が短い!
なに、この限りなく軽い一冊は…と幾度、読み終わって茫然としたか。
読後に余韻もへったくれもないじゃないか!と。
そういう傾向は子どもたちの本にもあって、小学生の我が家のこどもたち、
いまは『5分後』というシリーズにハマっている。 

5分後に意外な結末 1 赤い悪夢

5分後に意外な結末 1 赤い悪夢

 

 花子も太郎も面白いストーリーはよく語ってくれ、
お母さんも読んで!!と、何度も読んだことがある。
ショートショートとか短編集よりもっと短い、ベリーショート?
5分でわかる短編を売りにしているんだろうけれど、
5分しか集中力もたないってこと?と思ってしまう。
大人を唸らせる!という児童書もある一方で、
「あっ、もう先が見えた」とあっさりわかってしまって
面白くない本も。
アメリカンジョーク並みの速さでネタ晴らしまで進んでしまう。
でも、こどもたちは大好き。。。

わかった。短編ね。短編を用意すればいいのね!と
私は短編をあまり好きではないけれど、我が家の本棚に用意した。
星新一。 

きまぐれロボット (角川文庫)

きまぐれロボット (角川文庫)

 

 ショートショートの神様!
しかし、花子はいま図書館で借りた本に夢中だった…。
『セカイヲカエル』 

セカイヲカエル (朝日小学生新聞の連載小説)

セカイヲカエル (朝日小学生新聞の連載小説)