ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

3人それぞれ

中学受験した話をちらほらと聞き、いろいろと考えた数日だった。
我が家には3人いるけれど、本当にこどもによって性格が違う。
同じ親が同じ環境で育てたハズなのに…。
それぞれに性格も素質も違うけれど、
できる限り平等にしたいとは思っている。

例えば、春から中学生の花子。
3人の中では一番のマイペース。周囲が塾に行こうとも
「塾?学校と同じで私、授業聞かないよ。」と言ったり、
やっぱり授業聞いてない…

某大学の女性はコミュ力が高い云々のコメントを聞き、
「理数トップ学部の医学部でしょ?
コミュ力なんて、そんな数値化されてないものを言ったらあかんやん。」
と理数系らしく突っ込んだり、
ひとつのことを突き進む花子は私立向き!とよく言われたけれど、
「親友のゆかちゃんと一緒の中学がいい!」と本人は公立中学希望。
その理由は、「連絡帳をゆかちゃんに聞けないのは困るから」。
親友って、そういう友達ではないような…。
Z会のハイレベル問題(算数)を解いて、
「私、久しぶりに頭使った!」と言うのを聞き、絶句してしまった。
毎日、学校行かれていますよね?と、つい聞くと
「学校で頭を使うことはないで。」と言われた。。。

真ん中の太郎は「公立向き!!」と、いろんな人に言われる。
可もなく不可もなく、先生からもかわいがられる素直さで…
5科目より4科目重視の兵庫県の高校受験では、自分の学力より
4科目や内申点に助けられるタイプだと思う。
通信教育も頭を使うZ会より、教科書重視のポピー。
予習方式でポピーをしてから学校の授業というパターンで
最近はほぼ満点で、「僕って、勉強できる子?」と勘違い中。
井の中の蛙、そのままどうぞ作戦実施中。

末っ子の次郎、3人の中で一番IQが高い気がする。
仲の良い友達が引っ越ししたり、私立中学を目指していることなどを知り、
「僕も勉強して、賢い中学行くわ!」と言い出した。
小2にして自分の学年に見切りをつけたらしい。
どんな学年かというと、6年の花子が「動物園みたい」という学年。
とりあえず、私立中学いくためには勉強がたくさんいるんだよ、と伝えた。
次郎は花子と同じで延々と計算や簡単な文章問題といった作業を嫌うので
ちょっとレベルの高い問題集で復習と簡単な問題集で予習。
結果、3か月ほどで1学年上の算数はほぼマスター。
次郎の問題はやたらと式を省くこと。
「あめを8人で6こずつ分け4つあまりました。もとはいくつありましたか?」
というような問題にも「答え 52」と、数字だけ書く。
ここに至る過程は?と聞くと、
「そんなことも、式がないとわからないの?」と次郎に私が心配された。
「お母さん、そんなに算数苦手なの?」という同情の表情で。
ちゃうちゃう、みんなにわかりやすく頭の中を見せてあげるのが式で、
計算間違えても式があっていれば部分点ももらえるのよ、というと
「僕、計算を間違えないし。」と、どこまでも自信満々。
どうやって、この天狗の鼻を折ろうかと思案してしまう。

立体図形は最早、次郎のほうが私より早く解ける。
あまり見かけない正方形の展開図でもそれは同じで、
「なんで?どうして、そんなに早いの?」と、つい次郎に聞くと、
「この絵を組み立てて、くるっと頭の中で回したらええんやで。」と言われた。
…それができないから、聞いているんですけれどね。
春からはZ会に再入会。中学受験コースを国算2科目受講予定。
中学受験コースのカリキュラム、密度がすごい…けれど
しっかり頭を使って苦しめばいい!と、なんだかうれしい。