ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

声の高さ

ロンドンのパルに最大の懸案事項だった謝辞が終わった!!と
話した。
謝辞のなにが大変だったの?と聞かれ、
「上手なスピーチはだれかをいろんな人に聞き、
そのスピーチを聞いたり見たり、スピーチの本を読んだり…
したけれど、全く参考にならなかったのが一番きつかった。」
と話した。

ロンドンのパルに私の謝辞を聞かれ、英訳したところ…
”I think, I would have liked to have listened to your speech.
It sounds like it was full of your character.
And those are always the best speeches.”
(あなたの謝辞を聞きたかったわ。
あなたのした謝辞にはあなたの人柄が感じられるわ。
そして、そういう謝辞はいつも良いのよね。)

言おうかどうしようか当日まで悩んだジョークは
”声の高さ”にまつわるものだった、という話をロンドンのパルにした。
日本では電話に出るときなど女性は高い声を出す人が多い。
かく言う私も、「はい、山中です」と電話に出て、
知人や家族だと、「なに?」と急に声のトーンが低くなるようで…
本人にあまり自覚はないけれど、
「落差がすごいのよ…」とよく言われる。
家族や友人だとテンションが下がるわけではなく、こっちが地声。
高い声が無理しているほうなので続かない。

電話に高い声で対応するっていうこれ、アメリカでもしないらしいけれど
イギリスはどうなの?とロンドンのパルに聞くと、
「イギリスでもしない。でも、フランス人女性はするわよ。」と
嘘か本当かわからないけれど言っていた。
今度、フランスのパルに聞いてみようかと。

日本とイギリス、アメリカと違うのね~と思うこともあれば、
「同じね~」と思うことも。
最近、ロンドンのパルは夫婦関係がうまくいってなかった。
なんだかわからないけれど、いらいら、もやもや…で
ついに二人で話し合ったらしい。
そのとき、ロンドンのパルは「夫に喜ばれたいと夫が好きだろうという
言動をしていたけれど、実際の私とは違って、それが続くとストレスで…」
と気づいたらしい。
「私たちは妥協点を見出した」ということで、
話し合いは円満に終わったらしい。

夫婦になったとはいえ、別の家庭で育った別人格、
つい好かれたいと思ってする言動で自分が疲れるって…
日本でもあるあるじゃないですか!
しかも、なにその健気さ。
ロンドンのパル、そういう性格だったっけ?と驚いたけれど
話し合える限り、円満だと思う。

恋人時代は「もしもし、ヤスくん」等、高い声で言っていたであろう私、
いまは「ヤス!!」と呼び捨て…。
たまに低すぎる地声がでているようで「ご機嫌悪い?」と電話で聞かれるほど。
素ですけど、素!
「たまには高い声でかわいく機嫌よく対応してほしい」と言われ、
よそいきの高い声で、
「お客様、そちらは有料プランとなっておりまして、
対応時間は午前10時~午後4時までとなっております。」と返したところ、
家族中から、「対応時間、短っ!!」と言われた。
しかも有料…。
タダに、どこまでも求めるのは無理なんですよ、
なんたって資本主義社会ですから。

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