ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ヨーロッパからの体験入学


いま、末っ子の次郎のクラスにはヨーロッパからの
体験入学のお友達がきている。
ヨーロッパの某国…だけれど、
両親はともに日本人ということで、日本語や意思疎通には
苦労していないらしい。
ただ、小学校では現在、学期末テストの日々。
「漢字は全然、ヨーロッパではやってないみたいやわ。」と
次郎が驚いたように言うので、飲んでいた紅茶を吹き出してしまった。

そんな次郎、体験入学中の子から、その国ならでは…と
次郎が思っていることを各種、仕入れてくるのが面白い。
例えば、数日前は「知ってた?!ヨーロッパでも数字使うんやで!!」
・・・そこから?
それ、次郎は知らなかったの?!という驚きで耳を傾けていると
「足し算や掛け算の書き方もヨーロッパも日本と同じ!
同じやで!!」と次郎は興奮して教えてくれた。

ほかにも、「現地の言語で、その子が電話番号と学校名を言った!」とか…
「9歳なのに、その国の言葉がペラペラで…」と語る次郎に
姉の花子が「次郎だって、学校名と電話番号を日本語で言えるでしょ?
同じレベルじゃん!9歳でペラペラって、
次郎の日本語だってぺらぺらじゃないのに!」と
厳しく突っ込んでいた。
お…おぅ、毎度のことながらお姉ちゃんの突込みは厳しい~!

わかっているんだか、わかっていないんだかの次郎、
「ヨーロッパなのに、日本人っぽい名前だなぁ…」と呟いていた。
日本人です、両親も日本人で、ヨーロッパに駐在中なの、と
説明したけれど、わかっていないもよう。
「名前も日本人だけれど、日本語も上手やで~。」と次郎が言うので、
すごいね~と相槌を打つことにした。