ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

初の三者面談


中学校で初めての三者面談があった.
何事も”初体験”というものは緊張するもので…
きちんとしたワンピースを着て、ストッキングを履こうかとか
どうでもいいところでばかり悩んだ。
そういえば、元高校教諭のママ友がいるじゃないの!と
三者面談はズバリ、なにを見るの?」と聞いてみた。

「それはやっぱり…」と彼女の答えが意外なものだった。
「親子で進路希望が合致しているか…」とかかしら?と思っていたら、
「親子関係を見る」と言われた。

親子関係?
それ、どうやって見るの?と聞くと、
親子の受け答えを通して。やっぱり家庭での親子関係も垣間見えるとか。
「ちょっと模範的な親子関係の親子の会話をやってみて教えて」と
本気で模範解答を丸暗記しようとしたところ、
「メイと花子ちゃんなら大丈夫!」と謎の太鼓判を押された。
先生の前でお互いに厳しく突っ込み入れることはできないので、
こどもの希望に理解のある貝のように口を開かず、
静かに微笑するママを演じようかと…おほほほ、とママ友たちに
語ったところ、
「貝になるなんてことできるの?!」と、みんなに聞かれた。
1家庭、10分足らずという三者面談。
10分くらい黙っていられますとも!

そして、実際の三者面談は5分あったかしら、くらいの早さで終わった。
主に先生と花子の会話を聞いて終了。

「一学期はどうだった?」
ー楽しかったです!
「勉強について…」
ー楽しかったです!
「なにか聞きたいことは…」
ー特にないです!

と、花子が先生の質問が終わるや否や「楽しかったです!」
「問題ないです!」と次々と返事をかぶせていき、
先生に「かぶせてくるね~!」と爆笑された。
どれだけさっさと三者面談終わらせたいんだか。

成績面は問題なし、
クラスメートからも”努力家”と評されていて…
というクラスメートたちの「クラスで一番〇〇は?」
といったアンケート形式の得票を見せてもらった。
先生が連絡帳に書いたデンプンの化学式の間違いを指摘したり、
花子のコアな質問に担任の先生(数学担当)は
理科の先生に質問したりした一学期だったらしい。

”コアな質問”とは、先生の言葉そのままなのだけれど、
この場合のコアって、コアマッスルと同じ”中心部”?
それとも”マニアック”みたいな意味?と気になって仕方がなかった。
話の流れからすると、”マニアック”なんだろうけれど、
先生が化学式を間違えたという”核”をついたからコア?と
三者面談中に私の脳はすごい勢いで回転した。

5分間の三者面談、早かった…。