今年もまた自由研究の季節がやってきた。
今年は何をする~?と花子と考えている時が
花子は一番楽しいらしい。
「よかったねー」と棒読みしそうになるけれど。
今年の自由研究は私が最近知ったもの。
昔からある遊びで、多分…原理は化学反応?と思い、
きっと簡単に解明できるはずだ!と思った。
これがね…予想以上にむずかしかった!
花子の仮説では「酸性がキーワード」ということで、
酸性、アルカリ性、中性の液体を集めて
どうなるかを実験した。
私は”濃度”が肝なのではないかとphチェッカーを実験のため購入。
結果…アルカリ性でも反応しました~!
phもあまり関係なかった…。
・・・嘘?!と花子と二人で固まる。
その後、中性でも反応するものがあることも実験で発見。
花子より先に、この実験の行き着く先は?と
ネットでカンニング。
原理はネットで2,3の説がまことしやかに書かれているけれど、
実際、どうなの?と理系院卒ママ友夫婦に聞いた。
「化学反応ちゃうの?」程度だった彼らは調べてくれて、
多分…という結論を教えてくれた。
(誰も実際に実験していないようで、あくまでも仮説っぽい。
つまり、研究者には興味をそそられない内容ってことかしら。)
それ…本当?
我が家の仮説では違うんだけれどなぁ…と固まる。
というのも、物質が”混合物”だから、ややこしい。
これ!!という原因物質特定なんて、中学生のレベルを超えている。
それを実験でどうやって証明する?
家庭にあるものではできない実験にならない?
花子の持っている顕微鏡でも見れないし…と実験が行き詰った。
夫は「仮説を立て、実験をして、その仮説が違った、
というところまでをレポートすればええやん。」と言う。
私は、「行き詰ったところで、一度、理科の先生に相談して
違う方向はないか教えてもらったら?」と自由研究継続を主張…
していたはずが、
途中から夫は「なんでメイさんは実験終了がわからないわけ?」と言い出し、
私は「そもそも、きちんと伝えられていないという説明下手を棚に上げて
なんで、他人が理解できていないのをおかしいと思えるわけ?」と応戦。
夫婦喧嘩が勃発。
花子が「部活に行ったときに先生に聞いてくる!」ことになった。
理系の先生二人が花子に話した原理の予想…
これがまた我が家の予想と違う。
ついでにいうと、ネットに書かれている原理とも違う…。
先生方、ネットで調べたら、「あっ…違った」となるだろうなぁ。
一応、先生が言った仮説の実験もしてみたら、
あっさり仮説が違うことが証明される。
やればやるほど、にっちもさっちもいかなくなって
底なし沼か…と私は思ってしまった。
しかし、花子は先生たちが提示してくれたことも実験をしたので
「その仮説も違うという証明はできたね」と前向き。
理科の先生が言ったらしい、
「これ、中学生の自由研究レベルを超えている」と。
誰やねん、これを自由研究に選んだのは!と言いたいけれど、
私ですとも!
始める前はもっと簡単だと思ったんです…。
理系院卒ママ友夫婦も「意外に奥が深いね…」とネットでいろいろ
調べてくれて驚いていた。
自由研究のテーマ選び、むずかしい。