ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

お疲れちゃん


自由研究が終わった。
参考文献を探しに大きな図書館へ行ったのに、
司書のお姉さんにまで協力してもらっても見つけることができたのは
1冊。
しかも、その1冊の内容が、
「濃度を変えて実験しても面白いかもよ」程度。
…やったわよ!
この原理に濃度は関係ないでしょ。
それを知ってての狼藉…もとい誘導なのか?

中学生の花子、文系の私と夫のみならず
理系院卒のママ友夫婦まで実験の進め方に協力をしていただき…
あーでもない、こーでもないとやった自由研究。

ドラッグストアで手に入る薬品で、おすすめは…と
理系のママ友におすすめされた薬品で一緒に実験したら、
予想外の結果が出た。
えぇ?!と私と花子以上に驚いたのは理系のママ友…。
提案したのだから、この結果も想定内かと思った私たち、
その反応に驚く、なんてこともありつつ自由研究はひとまず終了。

そしてレポートにまとめることにした。
「あぁ~、実験が楽しかったのに残念!」と言っていたのは
花子と理系のママ友。
やっと終わった…とほっとしたのは私。

まとめの段階で、理系のママ友が
「ここは中学生としては、そういうまとめ方をしたら
可愛げがないから…」と花子のレポートに言い出した。
今更、かわいげ?!
それ、おいしいの?というレベルですけれど。
散々、化学式を書いた後でそれを言う?と花子が突っ込んでいた。

ということで、化学式をたくさん書き、私の一読ではすでに理解できない
考察が展開されているレポート。
最後の最後で”かわいげ”ある中学生らしいコメントがついたレポート。

突き進め~!!かわいげなんて、蹴散らせ~!と、
私は思ってしまった。
あと一息…あの薬品さえ簡単に手に入れば!
あの実験器具さえあれば!という無念さではなく、
レポートに付け足すのは”かわいげ”なのか…。
理系女子、大変ね…と、ちょっと思った。

そんな理系院卒のママ、
「理系学部の院をでた私でもこの自由研究のテーマは
むずかしかったのに、最後まで花子ちゃんはよく頑張った!」
とレポートを読みほめてくれた。
そして、「お疲れちゃん。」と。

えぇ?!!と花子と私、びっくりしたら、
「えっ?そんなに驚くこと言った?」と驚かれた。
お疲れちゃん…って、言った?!
それ、スタディサプリの化学の坂田先生もよく言うんだけれど、と
花子とびっくり。
花子、素で「高校化学では最初にお疲れちゃんを教えるとか?」と
聞いていた。
そんなわけないでしょう!と思いつつ…そうなの???
だから、私は知らないの?
「お疲れちゃん」って、言うでしょ?と言われたけれど、
文系の私、聞いたことない…。
理系女子が「お疲れちゃん」というのは最早、リケジョの合言葉とか?
理系女子ぶりたいときは使おうかと、
「お疲れちゃん」と。
こわっ!!と花子に言われたけれど。