ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

学生帽

お盆に私があまり知らない地域を通った時、
学ランに制帽という高校生が自転車に乗っていた。
学ラン…はわかる。
学生帽?
今時、その旧制高校生のような帽子?
マントを羽織れば戦時中の旧制高校生のよう。
ついでに下駄で完璧…と思いながら、つい家族に
「あれ、見えるよね?」と確認したら、
「見える!変な帽子~」と小学生の息子たちが言っていた。
あなたたちが通学にかぶっている学校指定の帽子のほうが
数倍、違和感あるわ!と思ったけれど。

ところで、あれはどこの高校だったのだろう。
体の大きさや顔つきから見て中学生ではなさそうだったんだけれど…と
ママ友たちに話した。
私が制帽の高校生を見かけた地域で働いていたママさんや
よくその地域を通るママさんなら知っているだろう、と。

そうしたら、ママさんたち、
「制帽かぶっている高校なんて、いまどきないから!
それ、見てはいけない人だったのでは?」と言われ…
えっ?!
いや、確かにお盆だったけれど…
「足あった?足見たか?」と聞かれ、
足は見えなかったけれど…自転車は現代の自転車で
とても旧制高校時代のような感じではなかったけれど…と
旧制高校生を見たことがあるかのように語ってしまった。

なんだかとても気になって調べたら、すぐにわかった。
某高校ではある部活の生徒だけ学生帽が存在していた!
見えない人、見てはいけない人扱いしてしまったほど、
学生帽、いまどきは見なさ過ぎてびっくりしてしまった。

こどもたちは「なんで、あんな帽子?」と不思議がっていたけれど、
私は「応援団?」と思ってしまったのは
甲子園を見すぎた夏の名残かも。
学ランにマント、白手袋に学生帽…
そんな応援団を昔はかっこいい~!とみていたのに、
いまは「見えた?」とつい家族に確認してしまった。