ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

こどもたちの学力

 

カナダのパルから手紙が来た。
「今回の私からの返事、すごく早いでしょ?」と自慢げに
最初に書かれていた。
ええ、びっくり。
半年に一度のペースなのに私が手紙を書いたのは先月。
早すぎる手紙に一瞬、「文通、やめようかと思っている。」
という手紙かと思った。

そんな彼女が手紙の大部分で書いていたことは
「3人こどもがいて、みんな同じ学習レベル?」と。
彼女は学校の先生なのに、自分のこどものこととなると
やっぱり不安になるのか、と思いながら読んだ。

彼女の一番上の息子君は勉強が苦にならないタイプで
学習時間の割によい成績をとるらしい。
真ん中の息子くんはお兄ちゃんのほぼ3倍でふつうの成績。
そして、末っ子くんもまだ低学年ながら、
長兄と同じ感じらしい。

メイのところはどう?と聞かれた。
我が家も同じ感じだと思う。
一番上の花子は「頭良いのね」とよく言われるタイプ。
がり勉でもコツコツでもない気がするけれど、
それでも「わからない」なんてことはなくできる。
中学校でも平均点より30点上をとっている。

真ん中の小5の太郎は「まずい…」と、花子に比べると危機感を感じる。
性格の違いもあるけれど、花子は難易度の高いひねった問題を
好んで解くタイプだったけれど、
太郎はほめてほめて伸びるタイプで、おだてておだてて…と
地味に私のエネルギーを使う。
勉強はできないわけではなく、平均的レベルよりちょっと上、
くらいだと思う。
花子より学習の理解に時間がかかる。

末っ子の次郎はいまはZ会の中学受験コースをやっていて、
3年生より上の学年の算数がカリキュラムに入っているときもあるけれど
算数で躓くことがないどころか添削問題で満点記録更新中。
花子が難しい!とギブアップした難易度の高いドリルも
一人で終わらせたりしたので花子より賢いと思う。
市販のドリルでは算数の1学年上まではふつうに解ける。
次郎に私が算数を教えることはまずない。
次郎のやっている算数がむずかしそうで、「頼むから質問しないで!」と
思うことはあるけれど。

理解に時間がかかる、という点はあるけれど
太郎には花子や次郎にはない長所もたくさんある。
その一つは、やっぱり群を抜いて周囲をよく観察する観察眼。
花子や次郎は他者なんて関係ない、気にならないという人たちだけれど
太郎は周囲をよく見ていて、「今日はAくんが元気なかった。」とか
クラスメートが泣いていたとかをよく見ている。
そして、ものすごく損得勘定が早い。
夫のDNAか私のDNAかで毎回もめるけれど。

カナダのパルには返事をまだ書いていないけれど、
こどもたちにはそれぞれの長所を生かしつつ、
でも、学習も抜かりなくいってほしいと思っている、
と書こうと思う。