ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

再び読み聞かせ

こどもたちの読み聞かせを再開したら?と夫に言われた。
数十分の入浴時間を一緒にすることと
花子の数学の難問をたまに教えることでこどもと関わっている、
と豪語する夫が私に仕事を増やす?
ふ~ん、とすぐに戦闘モードになった私。
夫はこどもたちの語彙力が低下している気がする、と言い出した。
「メイさんはそうは思わないのか?」と。
正直、ええ正直に言いましょう。
うちの子たちに語彙力があるなんて、一度も思ったことがないから。
全く一度も!

それでも、小学校の先生や元教員ママたちに
「メイさんのこどもたちは語彙が豊富」と褒められると、
最近の子どもの語彙力は本当に貧しいのね、うちのこたちが褒められるとは…と
思う程度。
中1の花子、”岡っ引”を知らなかった。
「レギパンは岡っ引にしか見えない」と話したら通じなかった。
もしかして、”火打石”も知らない?
かわら版も?新さんも?金さんも?ご隠居も?悪代官も?と
途中から時代劇の話になってしまったけれど、
こどもたちのいろいろと”抜けている”部分にびっくりした。

夫はそういうときにも”読み聞かせ”がいい、と。
なぜなら、読み聞かせは親の主導によるものだから。
親が与えたいちょっと難しい本やこどもが手に取らない本も
強引に聞かせることができる、と。
なるほど!
しかし、3年前でも読み聞かせのリクエストに「ハリーポッター読んで。」
と言うこどもたち。きっと私の喉が潰れる…ということで、
文明の利器に頼ることにした。
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そういえば、3年前に数時間で撤退していたんだった。

bitter-chocolate3.hatenablog.com
あのときは車の中とかだったけれど、今回は違う。寝る前。
ベッドにみんなが入ってから流す。
こどもたちに希望を聞くと、花子は「ホラーかサスペンス」と言うので
却下して…私がこどもたちに読んでほしいような本で、
寝る前なのであまり興奮もせず…私も一緒に聴きたい本。
栄えある第一夜に選んだのは『ナルニア国物語』。
あらすじを読むとファンタジーで、対象年齢は8-10歳なので、
9歳の末っ子にぴったり。

寝るまで流すか、どこで止めるか…と悩みながらの第一夜。
20分ほどで二人が寝たので止めた。
朗読の音量が大きすぎて「うるさくて眠れない」と言われたり、
第一夜はなかなか得るものが大きかった。音量も大事!
11歳の太郎と13歳の花子には簡単に想像できた物語、
9歳と対象年齢ぴったりの次郎には「屋根をつたって」というような
状況描写が多いと難しかったようで、
目を開けて状況を必死に想像している顔になっていた。
そんなに必死に想像していたら眠るにはほど遠い…と思ってしまうほど。
どこまで理解できたのやら…の第一夜。

朝、こどもたちに「どうだった?」と感想を聞くと、
「面白かった!」「朗読が上手だった!」
「物語もよくわかった」と3人とも好評だったのがとても意外だった。
やっぱり親の声で読み聞かせをしたほうがいいのかしら…という
昨夜の私の葛藤の時間を返せ!と言いたいほどに
「朗読がやっぱりプロは違う」
「お母さんとは違って上手!」
「一人で何役もやってすごいわ~」とプロを絶賛。。。

ナルニア国物語 上』だけで3時間。

第一夜に聞いたのは20分…ということは9日分。
1か月で3冊くらい聞けることになる。
ハリー・ポッター』も『魔女の宅急便』も『こども落語』
なんてものまであった。
とりあえず、『ナルニア国物語』は聞き終えたい。

高学年や中学生の夜の読み聞かせとしてAudibleありかも。