ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

「あなたの意見は?」

海外のパルたちによく言われる、
「メイ、あなたは違う意見を言ってもいいのよ。」と。
友達だからって、なんでも同意する必要はないのよと
まるで私が八方美人で、意見のない穏やかな人かのように言うのは
海外のパルたちくらいですが…。
意見はあるわよ!
各種いつも言っていますが、物足りないらしい。海外のパルたちには…。
日本で「メイさんって、自分の意見ってないの?
いつもおとなしく座っているだけで…」なんてこと、
一度も言われたことないのだけれど。
でも、どうでもいいことってあるでしょ?
卵焼きにはソースか醤油かとか…どっちでもいいわ~、
なんなら塩でもマヨネーズでも…みたいな。
そんな意見があるんだかないんだかな穏やかな私に
ロンドンのパルからメッセージが突然来た。

"What is your opinion on peanut butter?"
(あなたのピーナッツバターについての意見は?)

・・・しばし固まる。
えーっと、ピーナッツバターへの意見ね、あるある!どっかに。

それはもうここでは簡単に披露できないほどの含蓄もあるわけない
ピーナッツバターは月に1度食べることもないくらいの私に
”ピーナッツバター”への意見?
あえて言うなら、発音に自信がないからネイティブの前で
”ピーナッツ”とは言いたくない以外にピーナッツバターへの思いは…
あるかー!!!

ピーナッツバターへの思い入れは全くない私とは対照的に
ロンドンのパルとその夫はとてもピーナッツバターへのこだわりがあって、
パーム油の入っていないお高めのピーナッツバターを愛用中。
私にも送ってくれたことがあったけれど…
味の違いはわからなかった。

ピーナッツバターの使い方といえば、「トースト」、
ちょっと頑張ってもクッキーに入れるくらいしか思いつかないけれど
ロンドンのパルの夫は違う。
料理にも使うらしい。
その量も”小さい瓶1つ”とか…。
料理に?!ピーナッツバター?!1瓶?と日本で絶句していると、
”He is the peanut butter fiend!"
(彼はピーナッツバター魔だから!)

なんだ、そのピーナッツバター魔。
もう想像しただけで気持ち悪い、ピーナッツバターの料理…
一体、何を作っているの?とつい聞くと、
”Peanuts butter soup"(ピーナッツバタースープ)
まさか鶏ガラスープのようにピーナッツバターを
お湯で薄めるだけなんてことはないよね?と恐れつつ、レシピを聞くと
普通だった…。
ネットでもたくさんでてきた。

East African Groundnut Soup- Recipe


青唐辛子なども入れ、スパイシーでありながら
ピーナッツバターでコクを出すような感じなのかな?
ちょっと今度、挑戦してみようと我が家でも話題になった。

中学生の花子に「海外の人って、とにかく意見を求めてくるのよ。」と
いつも言っていてもピンときていなかった。
そんな花子に「ピーナッツバターの意見は?って、
ロンドンのパルから。」と言うと、
「甘すぎて好きではない、
以外にピーナッツバターへの意見はないけれど。」と絶句していた。
ピーナッツバターだものね。
甘酒への意見なら、昨日は大吟醸、今日は松竹梅、
明日は香住鶴…全部おいしいと語れるのだけれど