ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

多読のレベル

洋書の多読をおすすめする人たちは
いきなり英語を母語とする人たちが読むような本ではなく、
絵本や児童書のような子供向けの本からステップアップして
いったほうがいいと書いている文章をよく目にする。
なるほど、絵本→児童書→本、とステップアップしながら
語彙を増やすのね、とその理論はわかるものの
絵本、面白いか?と日本語の絵本でもあまり面白さがわからない私、
英語の本なんて面白いわけがない。

現在、読んでいるのは実際の紙の本で
"The Rosei Projexc"40ページ目なので10%を超えてきた!
辞書を引きながら読んでも面白い。
全く辞書を引かなくても読めるページがあれば
辞書を引かないと読めないページも。
criteria,imprications,deprived,enthusiam,faculty,,,
(基準、含意、恵まれていない、熱意、学部)
海外のパルたちとの海外文通では使ってない単語ばかり。

多読の世界にはYLなる単語をよく目にする。
YLはなに?と調べると、
年初来高値のこと。
YL:yearly lowの略。

…ではないと思う。
アマチュア無線用語では”Young Lady"の略だけれども、
これでもない。
”Yomiyasusa Level"、(読みやすさレベル)という和製英語だった…。
和製英語、英語学習者にもむずかしい。

ちなみに
CEFRや英検で相当するYLレベルはこういうグラフになるらしい。


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cosmopier estation: はじめての方へ

 

わかったような、わからないような…。
とりあえず、わかったことは"The Rosie Project"は
YLでいうところの6.5や7に相当するようで…
英語を母語とする大人が読む本なので、難易度は高い。
専門書ではないけれど、主人公が”遺伝学の教授”という設定がまた
難易度高い用語を増やしている。

しかし、児童書はもう面白いと思える年齢でもなく…と思っていたけれど
面白そうな本を見つけた。
それがこれ。
”Lizzie Zipmouth" 

Lizzie Zipmouth

Lizzie Zipmouth

  • 作者:Jacqueline Wilson
  • 出版社/メーカー: Corgi
  • 発売日: 2008/04/15
  • メディア: ペーパーバック
 

 お母さんが三度目の結婚をした女の子、Lizzieの話。
2度目のお父さんが途中で態度を急変させるパパだったので、
きっと3番目もそうなる。もうしゃべらない…と口を閉ざした女の子の話。
いや、これ泣ける話だった。
終わり方はあっさりで、さすが児童書!と思ったけれど、
全部で80ページなので、2時間くらいで読み終わった。
辞書はほとんど引かずに。
楽ちん!だけれど、これから児童書を読み漁るわ!というほどの
面白さもなく…まぁ、児童書ですから、こんなもの?
大人にはもっと深い掘り下げが欲しかった。

そう考えると、"The Rosie Project"は私の英語レベルには難易度高め、
ではあるけど、読んでいて面白い!
これ、日本語ならもう読み終えているのに~!というレベルの面白さ。
やっぱり本は面白いものを選ぶ、というのが一番な気がする。