ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

春休みの過ごし方

長い春休み、こどもたちはさぞ暇を持て余しているでしょう…
という話を聞く。
確かに暇を持て余しているこどもたちもいるだろう。
元気いっぱいな我が家のこどもたちも食料品の買い出しにすら
私も連れて行っていない。

それではこどもたちがなにをしているか。
ママ友たちから「こどもに夏休みの絵を描かせている」
「夏休みの工作に取り組んでいる」など触発され、
我が家の子どもたちにも読書感想文のための本を読ませた。
毎年のことながら、1冊目では「これでは書けない」となり、
現在それぞれ2冊目…。

小3の次郎は『髪がつなぐ物語』 

 ヘアドネーション、髪の毛の寄付の話。
児童書で私が泣いてしまった。白血病抗がん剤だけではなく
無毛症や脱毛症で髪の毛を失ったこどもたちがウィッグを得るまでが
書かれていたり、ウィッグが間に合わなかった子。
僕にもできるボランティアだ、とからかわれても気にせずに
髪の毛を伸ばし続けた男の子。
30㎝髪の毛を伸ばす、その大変さは髪の毛を伸ばしたことがある
人ならわかる。30㎝…大体2年。
誰でもできるボランティアだけれど、なかなかできないこと。

小5の太郎は『バッテリー』。 

バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)

 

 アニメで見たことがあるらしいけれど、太郎もいま夢中な野球の話。
ちょっと読んでは感想を熱く語ってくれる。

中1の花子は『骨を彩る』。 

骨を彩る (幻冬舎文庫)

骨を彩る (幻冬舎文庫)

  • 作者:彩瀬 まる
  • 発売日: 2017/02/07
  • メディア: 文庫
 

 タイトルに惹かれて、買った。
「これ、花子が好きな話に違いない!」と。
タイトルを見た花子、「いや、これが私の趣味って、人聞き悪い…」
と言いつつ、いま夢中で読んでいる。
アマゾンの内容紹介では

「妻を喪い、少しずつ妻のことを忘れてしまっている自分に気付く夫――

「指のたより」、
恩師の葬儀に現れないかつての友人との過去のやりとりをたどり、
今彼女に何かを言わんとする女性――「古生代のバームロール」、
息子がいじめられているかもしれないという不安を抱えながら、
自身の過去の記憶に向き合う母親――「バラバラ」、
ゲームの中でしか雄弁になれない童貞――「ハライソ」、
転校生のある宗教を信仰している少女と出会い
自分たちを苦しめる"普通"について模索する、母親を喪った少女――
「やわらかい骨」など、登場する人たちは皆、
心のどこかで骨がひっかかっているような、自分の骨が足りないような、
何か不安定な喪失感を持っています。(以下略)」

 

そして夏休みの理科研究も。
中2の夏、今年は「生分解性プラスチックは分解するのか」
いまならまだ3か月あるし…とやってみている。
現在、全く分解されてないけれど。。。
そうだよね、そんなに簡単に分解される温度とか条件がわかったら
誰も苦労しないよな、と思いつつ、長そうな道のりに呆然。

花子が実験している間に小学生の息子たちには工作キットを渡した。
3年の次郎、あっさり一日で完成。 

 思ったより完成品が小さくて(=部品が小さかった!)
説明書は英語だけ…。
選択を間違えた…と思ったら、レゴもガンダムも文字が読めないまま絵だけで
組み立ててきた次郎、英語でも問題なく組み立てた。
最後にケーブルをソーラーパネルに結ぶとき、わからないと持ってきた。
折り紙の本を見ながら折り紙できない私に難易度高い…と思ったら
「black」,「red」の解読だけだった。
「こっちが黒」と絵を指しただけで、次郎、完成。
次郎は数学系に進むだろうとよく言われるけれど、
次郎が好きなのは物理工学?だろうなぁと改めて思った。