ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ジョーク

ロンドンのパルと話をしていた時、知り合いの話になった。友人にはなれない、と思うその理由、「彼女、風見鶏なのよ。」と、そのまま英語に訳した。weathercock:風見鶏 ”What?”(なんだって?!)と聞かれて、あら、”風見鶏”って通じないのね!と初めて知…

『ユーモアは最強の武器である』

謝辞がほぼ完成した。今回の謝辞もどうしても入れたい!”ユーモア”を。「なぜ、そんなにジョークやユーモアを入れたい?」と夫や友人たちに聞かれる。それは、私がスピーチを聞くときも楽しみたいと思っているから。できれば、面白いスピーチを聞かせてほし…

『無人島のふたりー120日以上生きなくちゃ日記』

久しぶりの山本文緒。学生時代にはお気に入りの作家だった気がするけれど新刊がでても読まなくなっていた。そんな彼女が癌で亡くなったことを知った時、あの若さで?!と衝撃を受けた一人。いつでもまた読みたいと思った時には読めると思っていた。 『無人島…

もう新刊は出ない

”永井路子逝去”のニュースに衝撃を受けた。そうか、もう新作はでないのか…と思いつつ、最後に読んだ新作が何だったかは覚えていない。祖母と母が永井路子が好きだったようで、本棚には永井路子が並んでいて、読む本がなくなると読んでいた。 『一豊の妻』や…

『ボトルネック』

『ボトルネック』 ボトルネック(新潮文庫) 作者:米澤 穂信 新潮社 Amazon 久しぶりに日本の小説を読もうと思った。なにかで読んだあらすじにとても興味を持った。そこで紹介されたあらすじはこんな感じだった。 友人の弔いに東尋坊を訪れ、そこでタイムリ…

『老後とピアノ』

大人になってからピアノに手を出す人の本に惹かれる。『やくざときどきピアノ』はピアノを弾いたこともないやくざ専門ルポライターの手に汗握るピアノ練習日記だった。 ヤクザときどきピアノ 作者:鈴木 智彦 CCCメディアハウス Amazon 『老後とピアノ』 老後…

『ある行旅死亡人の物語』

どこで読んだのかわからないけれど、見慣れない単語に目が釘付けになった。”行旅死亡人”、(こうりょしぼうにん)初めて見たキーワードだったけれど、きっと旅先で見つかった身元不明者なんだろうなぁ、というところまでは想像できた。 では、その行旅死亡人…

『高学歴親という病』

高学歴親、に多分、私もなる。きっとぎりぎりの末席くらいには入れてもらえるはず。そういう高学歴親の教育あるあるが書かれている本を読んだ。『高学歴親という病』 高学歴親という病 (講談社+α新書) 作者:成田奈緒子 講談社 Amazon この本を手に取ろうと…

"Exciting times"

"Exciting times" Exciting Times: Longlisted for the Women's Prize for Fiction 2021 (English Edition) 作者:Dolan, Naoise Weidenfeld & Nicolson Amazon 今年の最後の一冊はこれ!と読み始めた一冊。これも実は某書店員さん(外国の)に紹介された本で…

和書?のベスト3

今年読んだ和書のベスト3も発表したい。和書は何冊読んだかの記録をつけていないので何冊読んだかは不明。面白かった本は手帳に書き残しているので、その中からベスト3を。 第3位、『国境なき医師団を見に行く』 「国境なき医師団」を見に行く (講談社文庫) …

"Plainsong"

37冊目、今年26冊目の洋書。 Plainsong【電子書籍】[ Kent Haruf ]価格: 1494 円楽天で詳細を見る "Plainsong"知り合いの書店員さん(日本国籍ではない)から紹介された本。あらすじは、街はずれで兄弟だけで生活する高齢兄弟、妊娠してしまった上に母親から…

『本を読んだら散歩に行こう』

我が家は家にお客さんが来ることが多いと思う。連絡なしに、ピンポーンと息子の友達が次々に来たりする。私自身も友人を招いてお茶することが嫌いではない。それを知っている友人に「オープンなのね」と言われ、ん?となった。オープン…なのか?いや、それは…

"The End of Your Life Book Club"

"The End of Your Life Book Club" The End of Your Life Book Club (English Edition) 作者:Schwalbe, Will Two Roads Amazon あらすじは、末期がんを宣告された母親の化学療法に付き合う息子、二人は同じ本を読みながら語り合う。人生について、考え方につ…

"The Venice Sketchbook"

洋書の選び方の指南をしているブログをつい読み込む。それぞれに”目的”があることに気づく。多くは”英語の勉強のため”で、かつ”最後まで読む”ために読めるレベルを見極めることも大切だ、と。 ほぉほぉ、と思いながら読むけれど、私は真逆の洋書選定。日本語…

”Evidence of The Affair"

”人情を感じる一冊”と誰かが紹介していた気がする。ハートウォーミングな話、大好きです!さすが作り話の世界!と思わせるようなものよりもありがちな人情味あふれるストーリー希望…と思って読み始めた。 いや、タイトルから、これをどうやったら心温まる物…

”The Thursday Murder Club”

「いま読んでいる本は?」とスイスのパルに聞かれた。そのときに読んでいた本を今日、やっと読み終わった。"The Thursday Murder Club" The Thursday Murder Club: The Record-Breaking Sunday Times Number One Bestseller (The Thursday Murder Club, 1) …

"The Castaways"

"The Castaways" The Castaways CASTAWAYS [ Elin Hilderbrand ]価格: 2851 円楽天で詳細を見る 読み終わった…。ジャンルはBeach Readということで、浜辺でリラックスしながら読む本だとか。 浜辺でリラックス…この本を読みながら?「うざっ!」をしゃっくり…

軽く読める本

オランダのパルから手紙が来た。「あなたが読んだ”Beach Read"が面白そうだったから私も読み始めたところよ。誰かからおすすめされた本を読むなんて、久しぶり!」と書かれていた。 Beach Read: The New York Times bestselling laugh-out-loud love story y…

"The Library"

"The Library" The Library: the uplifting and feelgood page-turner you need to read in 2022 (English Edition) 作者:Osborne, Bella Aria Amazon あらすじは「閉鎖を宣告された図書館の存続をかけて運動する市民の物語」だと、どこかで読んだ気がする。…

『人の心は読めるのか』

『人の心は読めるのか』 人の心は読めるか? 作者:ニコラス エプリー 早川書房 Amazon 人の心を読みたい、操縦したい、という欲望はきっと誰にでもあるのだろうと思う。だからこそ、心理学の本はよく売れるし、私もいろいろと読んできた。ひとつ言えることは…

『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』

Amazonのいやなところは、「なにこれ?!」みたいなぴったりそのとき読みたかった本をいままで興味を持ってもいなかったようなタイトルから「はい、どうぞ」とおすすめに出してくるところ。なんでわかったんだ?!AIと見せかけて、本当はPCの向こう側にベテ…

それぞれのおすすめ

中2と高1のこどもたちとは本の趣味が変わってきた。例えば、生物に興味のある中2の息子が読んでいた本。どちらも私も読んだけれど、「ふーん」以外の感想はでてこない。 はずれ者が進化をつくる --生き物をめぐる個性の秘密 (ちくまプリマー新書) 作者:稲垣 …

"Restart"

"Restart"対象年齢10才~12歳の児童書。 Restart 作者:Korman, Gordon Scholastic Press Amazon あらすじは、8年生(つまり日本の中2)のChaseが自宅の屋根から転落して記憶喪失になる。それまでは札付きの悪、ただし、フットボールのスターであることから大…

『僕の狂ったフェミ彼女』

『僕の狂ったフェミ彼女』 僕の狂ったフェミ彼女 作者:ミン・ジヒョン イースト・プレス Amazon あらすじは、フェミニストの彼女に振り回される彼氏の話、以上! www.youtube.com 本を読んでいる間中、私の中で流れていたのは「ら・ら・ら」 懐かしいにおい…

"Granny's Got a Gun"

"Granny's Got a Gun"を読んだ。 Granny's Got a Gun (Secret Agent Granny Book 1) (English Edition) 作者:Lin, Harper Harper Lin Books Amazon 元CIAのおばあちゃんが引退して、息子家族の近くで一人暮らしをしている。近所の高齢者たちの退屈な読書会に…

"The Brilliant Life of Eudora Honeysett"

"The Brilliant Life of Eudora Honeysett" The Brilliant Life of Eudora Honeysett: A Novel (English Edition) 作者:Lyons, Annie William Morrow Amazon 前から読みたいと思っていた本をようやく読んだ。あらすじは、85歳のEudoraは尊厳を持って死にたい…

"The Good Sister".

サスペンスではなく、ドキドキもしない本が読みたい…と思っていたはずなのに、選んだ本は"The Good Sister". The Good Sister: The gripping domestic page-turner perfect for fans of Liane Moriarty (English Edition) 作者:Hepworth, Sally Hodder & Sto…

"The Night of Many Endings"

kindle unlimitedに入っているので、無料で読めた本。和書ではなかなか新作がunlimitedに入っている印象がないけれど洋書では最新の本や評価の高い人気作品もある…気がする。気のせいかしら? "The Night of Many Endings" The Night of Many Endings: A Nov…

"I've Got Your Number."

24冊目の洋書、"I've Got Your Number." I've Got Your Number: A Novel (English Edition) 作者:Kinsella, Sophie The Dial Press Amazon Sophie Kinsellaは3冊目。24冊読んできたけれど、面白かったから、この作者の別の本を読みたい!となっていないので…

"Every Summer After"

"Every Summer After" Every Summer After: A heartbreakingly gripping story of love and loss (English Edition) 作者:Fortune, Carley Piatkus Amazon 紙の本もあるのに、つい買ってしまったkindle本。日本人のレビューを見たことがない!のもそのはず、…