ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

付け焼刃

娘に朝から「Good mornig!How are you?」と聞いてみた。
娘は満面の笑みで「I'm good,thank you.And you?」と。
ついでに「What food do you like?」と聞いてみた。
しばし考え「good」と言ってました。
やっぱり無理よね。
「食べ物は何が好き?」って聞いたのよ、と言うと
「アップル」と。英語では?と聞くと「アッポー」と
それらしい発音で言ってましたが、
娘がそんなにりんご好きなわけではなく英語で知っていた単語が
「りんご」だけだったもよう。「chocolate」も教えておきました。

実は、一時期、娘に英語教育をしたことがある。
3歳までは”母語”の認識がない。なぜならすべてが知らない単語
だから、という一説を知り、(=3歳までは外国語に抵抗が少ない)
娘に英語と日本語をインプット!させてみよう、と
英語教育では有名なORTをちょっと買った。(4冊ほど)
DVDやCDを延々と使うのは私の教育方針に反するので、
その他にも英語の絵本を買い、私が何度も読むというもの。
「そんなもん…」と実母や夫はバカにしていたけれども
娘はしばらくすると、弟とかくれんぼをするときに
「Can you see me?」と言い出し(絵本のフレーズにあった)
弟がそれを真似して言うと「Yes,I can see you!」と。
絵本のフレーズをちょっといじって、「Come on (弟の名前)」とか。
これがたった3ヶ月もしないうちに言い出した。

周囲が「すごいわ!!すぐに英語をもっとしゃべるわ!」と言う中、
私は逆に娘の日本語レベルがあまりあがってないように思った。
3歳の娘がしゃべると「すごい」英語も、中学生はみんなしゃべれる。
そういうレベルなのだ。
そこに情熱を傾ける必要があるのだろうか、と。
英語が上手でも、話題のない人や面白くない人はたくさんいる。
大切なのは、英語力ではなく、その人自身だと思う。
娘の英語はそれを機にすっぱりやめ
(たまに子どもたちに英語絵本を読むようにせがまれるけれど)、
どう頑張っても英語を母語の人には適わない。
それなら、娘も日本語話者として、、
やっぱり母語の人には適わないと思わせるくらい、日本語をと。
すばらしい記憶力は俳句を暗記させたりしました。
季節毎に覚えている俳句を口ずさむようになり、
大人受け(特に高齢者)いいです。
私と夫も娘のおかげで俳句に詳しくなりました。
そして、いまの娘はことわざマニアです。

今回はあくまで付け焼刃で頑張ろうと思います。
これで、刺激になり、娘が英語を勉強したい!と言い出したら、
渡りに船です。

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