ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ハッピーエンディングのみ


この前、仲良くなったアメリカ人の女性。
…何歳なのかも知らないけれども、多分、私と同じくらいの年齢。
日本語初心者で、language exchange(言語交換)をしましょう、と。
「私は英語には堪能ではないけれども、日本語は流暢だから任せて!」と
メールをしたら、「私も日本語は初心者だけれども、
英語はあなたには負けてないと思うわ。」とメールが返ってきた。
彼女はアメリカ人で、私が日本人なんだから、
お互いに母語が得意なのは当然なんだけれども、
なんだか気の合いそうなメール。

彼女、実は英文学専攻していたらしく、私は日本文学専攻だったわよ!
(つまりお互いに国文学専攻!)
当然(文学部を名乗る以上は)、「活字中毒(book junkie)よね!」となり、
どんなジャンルの本を読むの?という話しになった。
活字中毒ですから、新聞から夕刊から、夫の会社の社報まで、
未読の活字には目がありません!ジャンル不問!
ただし、一つだけこだわりがある。
それは映画やドラマでもなんでも「ハッピーエンド」であること。

学生時代はノンフィクションだとか社会派だとか呼ばれるような
ハッピーや一筋縄には終わらない物語を好んでいたし、
いつもハッピーエンドで終わるハリウッド映画を小馬鹿にしていた。
でも、子どもができて、ハッピーエンドしか見なくなった。
悲しい話も白黒つけがたい話も悲惨な話も、
どれもこれもテレビをつければニュースでやっている。
現実にごろごろ不幸や悲劇が溢れているのに、映画や本でまで
見たくない。
ありえないようなハッピーエンドでもいいから、物語の世界では
せめて必ずハッピーエンドであってほしいと思う。
いまはハリウッド映画はある意味、安心して観れる映画。

なんていう話を彼女にしたら、
「私もそう思うわ!現実に悲劇があるのに、映画や本でまで
悲劇を見たくない、と友人にいつも言ってたの!」と。
本当にあなたって、私に似ているわね、とあった。

『タイガー・マザー』の話から日米の教育観の話になったり、
一緒に読んで議論する?なんて誘われました。
もうちょっと楽しそうな本がいいんですが…と
話を振っておいて思ったり。これからの言語交換が楽しみ。

にほんブログ村 その他生活ブログ 手紙・はがきへ
にほんブログ村