ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ヒジャブと自由

アルジェリアのパルからヒジャブ(髪を覆う布)とイスラム教について
書かれた長文Eメールがきた。要約すると…

「西洋の人たちは、ヒジャブでイスラムの女性たちは自由をなくしていると
主張するけれど、それはものすっ~ごい誤解だから!!!
私たちは私たちの選択でヒジャブをしているし、死後に天国に行くために
神の命令を聞いているの(ヒジャブ等の制約も含め)。」と。

”神の命令”とか”天国に行くために”とか、なんだかものすごい新鮮さを感じた。
ヨーロッパ社会に対する敵意もかなり含まれていて、日本はこの場合、
ヨーロッパ社会に含まれているのかしら?確かにライフスタイルは西洋化して
しまっている気もするけれど、宗教観って、どうなんだろうと思ったり。

西洋では、ヒジャブを脱いで、イスラムの女性に自由を!みたいなのをニュースで
しているのを見たことがある気がするけれども、日本ではヒジャブ=自由を奪う、
というような認識って、あまりない気がする。
とりあえず、私にはない!
ヒジャブを脱げば自由?そんな簡単なものなの?と思うし、そもそも自由って、何?
とも思う。外を歩く自由?他人と会話をする自由?そういう自由がないならば、
それは私には耐えれないと思うけれども、でも、それがすべてヒジャブと
イスラム教のせいだとは思えない。

そういえば、こないだもインドの青年と文化について話をしたときに、
発展途上国にとって、必要なものはなにかという話になって、
宗教や文化やいろいろと国により違うけれども、重要なことは教育だ!という話しになった。
女性や子どもに高い水準の教育を受けさせることこそが、国を発展させる、と。
いやぁ~、そのときはインドの青年と握手したい気分になりました。
TV電話では無理ですが。

イスラム教批判をするつもりはないので、日本には八百万の神々がいて、
私はそれらの神を信じているので(多分…きっと…ハズ)一神教の考方に好奇心が
あって質問しただけで、あなたの文化、宗教、価値観を批判することも審判する気も
毛頭ないわよ、とメールした。

その上で、ヒジャブって、一人何枚くらい持っているの~?何色を使うの?
家でもずっとつけてるの?と単純な好奇心から、と付け加えた上で質問。




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