ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

手紙はNG、フェイスブックはO.K.

バイの女子大生と毎日のようにメール交換をしている。
「メールより、手紙はどう?」と聞いてみたら、
「うちは厳しくて、母が許してくれないの。」と。
それはイスラム教の戒律?それとも彼女の家の子育て方針なのか?
イランやアルジェリアといったほかのイスラム教の国から
手紙が来たり、私が書いたりしているので、彼女の家が特別に厳しいのかな?
素直に母の方針に従う女子大生にちょっと感心してしまった。

私が彼女のくらいの年齢のときに、どうだったかと考えると、
母の方針なんて、気にもしてなかった。
喫煙やピアスやその他のわかりやすい不良行為のようなものは
全くしていなかったけれども、
親や周囲の意見を”古い”と思って、
自分の信念で行動するから!と息巻いていた。
だから、”アラブの春”の写真や映像に映る若者たちを
青春だ~と見ていた。温故知新なんていっているのは、年寄りだけで、
若者は旧態依然だ!古いのを壊せ!って、言うものなのよ、
いつの時代も、どこの国も、と頼もしく見ていた。
いや、寧ろ、若者はみんなそう思っていると思い込んでいた。
だから、ドバイの女子大生のあまりにも優等生なメールに
驚いてしまったのかもしれない。

文通は無理だけれども、MSNとフェイスブックのアカウントを
教えるわ、と彼女は書いていた。
・・・文通より、そっちのほうが問題じゃないの?!
不特定多数と会話できるじゃん…と私は気になった。
彼女のお母さんはフェイスブックの存在を知らないのかしら?
やっぱり、若者はいつの時代もどこの国も抜け穴探しがうまい。
私も子どもがいる母親として、ちょっと帯を締め直した。




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