ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

理解されたい人々

アラブのパルたち、特に信仰心の篤いパルは
「宗教や信仰を批判することなく、理解してほしい」と言い、
私が他人の宗教にとやかく言うつもりはないと知ると、
「理解してくれてありがとう!」と、とても喜ぶ。
宗教や文化を尊重するのは当然なことだと思うと同時に
他人に自らの宗教をそうまで尊重してほしいものなのかと
いつも思っていた。

先日、アメリカのシングルマザーのパルと手紙が一往復し、
彼女から私の手紙が届いたことがメールできていた。
その中に「あなたが私のことを理解してくれて嬉しい。」と。

理解…と呼べるほどの込み入った内容を書いてないような。。。
ただ、同じ子ども3人育てているママとしては、
夫と二人でも大変な子育てを一人でしているのは大変だろう、と
いうようなことを書いた。
「私はママになったことをとても誇りに思っているの。」と
彼女は書いていた。
シングルマザーとして、彼女は大変だと書いていたけれど、
一人で家事も育児もこなすことが大変なのか、
偏見があって大変なのかは書いていなかったけれども、
”理解を得られないことが多々ある。”と書いていた。
彼女は私が理解を示したことをとても喜んでいた。

先週、親戚が結婚することを知った。
お相手はまさかのまさかで私と同じ大学出身で、
年齢からして同じ学部なら同じゼミなら・・・
顔を会わせている!?と、どきどき。
そして、その人はそのまま就職して順調に社会人をしていた。

さて、私はというと・・・と自分で考えて愕然とした。
私のかれこれ○年は、ほぼ子育てに費やされ、
いや現在進行形で子育て中なのだ。
私はこの○年で何を成し得たのか?と夫に聞くと、
「僕は何をしたでしょう?」と逆に聞かれた。
なにも…ただ平穏に家族をやってきただけ、簡単で難しい。

いつも「うちはうち、よそはよそ」なのに、みんなはなんて
理解されたがっているんだろう!?と正直、思っていた。
私も”理解されたい”人種なのかもしれないけれども、
夫一人の理解さえあれば、それほど苦じゃないかも。

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