ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

話が合わない

これほど話が合わない人は久しぶりだ…と絶句するほどに
話が合わないドイツ人男性が延々とメールを送ってくれる。
「友達がドイツ語の勉強相手を探している。
 彼女は音楽の教師です。」と最初にメールに書いたのに

なんで君はドイツ語を習おうと思ったんだい?
ドイツのドラマが好きなのかい?

と聞くので、「私じゃない、友達です」と丁寧に最初と同じ内容を返信。
歴史問題で散々、喧嘩(に近い)メールを送りあった後で、
「君が好きそうなドラマ」とYoutubeの動画を紹介してくれた。
ドイツの有名なドラマだとかで、ドイツ語ほとんど忘却の彼方の
私に英語字幕はおろか、ドイツ語字幕もない45分の動画。
3分で根負けしました…。
「楽しそうだったけれど、ドイツ語がわからないの。」とメールしたら、
いかにドラマの冗談がドイツの生活に根付いたものか、
出演者たちがいかにドイツで人気かとなが~いメールをいただきました。
”I see."(わかった)としか返せなかった。

一方的なドイツの歴史観をそれが正しいかのように押し付けられ、
文化も押しつけられうんざり、げんなりしている。
ドイツも素晴らしい、日本も素晴らしいとかではなく、
ドイツだけ素晴らしい!とでも思っているかのよう。

今日もメールが届いた。
「君はドイツの何が好きなんだい?」と。
だ~か~ら~、私じゃないって!!

私にもドイツ人の友人はすでにいるし、ドイツが嫌いなわけじゃないけれど
こうまで押し付けられたら辟易。
相手に日本語の動画を教えるときは、3分が限界だとか
「日本のどこが好きなの?」みたいな上から目線で質問しないとか、
(私は聞いたことないですけれど…)
自分の国を完璧だと思い込まないとか(思い込めないけれど…)
彼からいろいろと教えてもらいました。
同じ時期に仲良くなったドイツ人男性とは適度な距離感?で
ソーセージやチョコレートや自転車の話をしているというのに
この落差は何?ドイツ人云々じゃなくて、
この人と話が合わなさすぎるんだろう。
それにしても、このめげない(くじけない)精神はすごい、と
辟易を通り越すと感心に値する。
来るもの拒まず、去る者追わずの私の上で、
来るもの拒まず、去る者逃がさず…ですよ。
もう一人のドイツ人男性がとっても紳士に見えてくる。
国籍じゃない、この人と合わないんだ。

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