クリスマスを日本ではどう祝うの?とパルによく聞かれる。
正直、年々、クリスマスのモチベーションが下がり、
今年はまだクリスマスケーキの予約すらしていない。
日本のクリスマスは、フライドチキンとクリスマスケーキ。
24日の夜にプレゼントを枕元に置いておく。
皆さん、こんな感じでしょうか。
”クリスマスにフライドチキン”このセットが許せれないらしく、
毎回、この時期には在日数年のアメリカのパルが
「だから、クリスマスにフライドチキンはおかしいって!
まさか、君までやっているんじゃないよね?」とメールが来る。
いやいや、あなたはそもそもカトリックじゃなくて、クリスマスは祝わないほどでしょ?
カトリックでもない私がクリスマスに何を食べようと勝手でしょ!と返してます。
それとも、クリスマスにフライドチキンを食べたかったのに
行列で嫌気がさしてから私の父のようにフライドチキンに恨みでもあるとか?と
同じ話を毎年しているような…。
アメリカ人って、変なところで譲れないのね~と思ってましたが、
他のアメリカのパルたちに「変かもしれないけれど、クリスマスに日本ではフライドチキンなの!」
と書いても、「フライドチキンのほうがターキーより好き」と返ってきた。
譲れないポイントは人それぞれなのだと再確認。
先日、オランダのパルがクリスマス仕様の紙ナプキンを送ってくれた。
サンタの横にいるこの黒い男の人…誰?と思っていたら、昨日の新聞で
アムステルダムの特派員から、として詳細が書かれていた。
オランダのサンタは船に乗ってやってきて、「ズワルト(黒い)ピート」と呼ばれる
お供を従えている。良い子ならプレゼントを、悪い子ならピートに鞭で叩かれるらしい。
このピートが「人種差別だ」と黒人団体に訴えられ、国連の人権機関はオランダ政府に
改善要求を出したらしい。オランダ政府は世論に委ねるとし、世論も「伝統だ!」と。
正直、最初に見た時、このいかにも”黒人風”のお供、問題なんじゃない?と
私も思ってしまった。
しかも、オランダといえば、同性愛の結婚を最初に認めたりと
自由と寛容な国のイメージがあったので、余計にびっくり。
これを”文化”や”伝統”と言い切ってもいいのかしら…と思ったり。
世界が画一化されることは面白さをなくすことだとは思うけれども…と記事を読みながら
考えていたら、記事は「新しい顔を真っ青に塗ったピートも現れて来た」と締めくくっていた。
真っ青なピート、さすがオランダ!と思いましたよ。