フランスの元軍人ママに子どもと同じ部屋で寝ている、という話をしたら
「家が狭いの?」と聞かれた。
うっ…それは否定しませんが、でも、別に寝ることも可能なのです。
日本では小学生低学年以下の子どもが母親と寝ているのはと~ってもふつうだと思う。
別々に寝ている、という話をまだ聞かない、という話をしたら
彼女は「赤ちゃんを抱っこしすぎ。ベビーベッドに寝かせておきなさい。」と
家族や友人から言われ、人前ではベビーベッドに置くようにして泣かせたりしたけれど
本当に我慢できなかった、と書いていた。
デス妻シーズン7でも、「赤ちゃんをベビーベッドにおいて、泣かせて自主性を養う」と
いうリネットと「赤ちゃんを泣かせるなんて、そんなことできない!」とすぐに
だっこするスーザンで価値観の衝突があった。
あなたはどうしていたの?とフランスのパルに聞かれた。
私は「前世はカンガルー?肩凝るやろ?」と言われるくらいにず~っと
こどもたちをスリングに入れてました。
布おむつでまだほかほかのうちに替えていたし、べったりです。
えっ?家事…なんのこと~?というさぼり具合でしたが。
「授乳はいつまでしていたの?」と聞かれた。
彼女は3人のこどもたちにそれぞれ9か月、6か月、1年の授乳期間だったそうで
それでも末っ子の授乳期間は「長すぎる」「おかしい。」と散々に言われた、と。
私の知る海外のパルたちの中でも彼女は授乳期間が長いほうだと思う。
そんな彼女に言いにくいですが、うちのこは2年、1年、そして末っ子に至ってはまだ続行中。
リラックスしたときや寝るときはやめられない様子。
授乳は母子の結びつきを強くするという神話が日本ではあるから、
ミルクを与えるママが不安や罪悪感を感じたりするという話をした。
彼女は、フランスではほとんどのママが麻酔をつかった分娩をすると話し、
彼女自身も末っ子は間に合わずだったらしいが、上の二人は無痛分娩だったもよう。
いいなぁ~!私なんて一番最初の子で10時間苦しみましたよ。
2番目は4時間、3番目は1時間切りましたが。
陣痛の痛みに耐えてこそ、母になるという神話があってね…と彼女に
メールを書いていて気付いた。
子育てにはどれだけの神話が溢れているんだ!と。
日本には日本の神話があり、フランスにはフランスの、アメリカにはアメリカの
神話がある。「こうしなければ、子どもが大きくなってから困る」云々系に
国籍関係なく、お母さんは弱い。
日本の赤ちゃんは各国に比べたら、甘々のべたべた多いかも。
「抱っこのしすぎ!」と言われた私の子どもたち、最近は5歳の息子に
「人前でくっつかんで。」と拒絶されました。
「寝るときは隣におって!」と毎晩言う口でそういうことを言うようになるとは…。