ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

おしゃべりな人形

アメリカのパルがなが~い手紙をくれた。

彼女がもしかしたら単身赴任するかもしれないこと、

子どもと自分のキャリアでジレンマに陥っていること、

こたつが欲しくてネットで注文しようかと真剣に旦那さんと検討していることなど。

最後に書いていた、「わかってるのよ、私が Chatty Kathyだってことは。」と。

…Chatty Kathy

誰ですか、それ?

Chattyはおしゃべりな、という意味なので、おしゃべりなキャシー(女性の名前)、

ということになるけれども、もちろんパルの名前はキャシーじゃない。

ネットで検索をしてみたら、どうやらChatty Cathyのようです。

昔あったおしゃべりする人形の名前のよう。

日本では昔だと、りかちゃん、いまだと、ぽぽちゃん?

私はジェニファーとかティモテが好きでして…

ロングヘアーが売りのティモテを散髪して妹に怒られたものです…。

彼女たちはおしゃべりしませんが…。

「ワタシ、リカヨ。ヨロシク。」と延々リピートするような人形のことなのだろう。

その話し続ける人形がどういう比喩表現になっているの?と気になり、

アメリカの別のパルに聞いてみた。

手紙をくれたパルは手紙のほうがメールより早いんじゃないかと思うほどに

メールはチェックしていないので、

メールをよくチェックする別のアメリカのパルに聞くことにしている。

「ちょっと教えてほしいんだけれど、Chatty Cathyって、ただの人形の名前?

人形やおもちゃの総称のような使い方?

それとも私のようなおしゃべり好きな女性に使うのかしら?」と。

すぐに返信があった。

「Chatty Cathyは、おしゃべり好き、詮索好きの女性の比喩表現よ。

どんな人に使うかは、人それぞれだけれども、侮蔑表現が多大に含まれているわ。

どこのどいつが、あなたにそんな失礼なこと言ったの?!」と、

ものすごい剣幕で怒ってました…もとい、怒りが伝わるメールでした。

いやいや、私が言われたわけではなく、アメリカのパルが自分のことを

「私って、おしゃべりで話があちこちするの~」という感じで使っていただけで、

かくかくしかじか…と説明。

そんなに怒るほどの侮蔑表現なのか、それとも彼女には許せない表現だったのか。

多分、後者だろうけれど。

いつもは、明るいパルのものすごい感情の爆発に圧倒されてしまいましたよ。

そういえば、サウスカロライナ州のパルもいつもは、

「目くじら?立てたことは久しくないわね。」というような穏やかな人なのに、

アメリカの初老の男性から、こんな「家政婦にならんか?」メールをもらってね~と

話のネタというか笑いのタネとしてメールを転送したら、

罵詈雑言って、こういうのね…と感心するくらいに怒ってました。

日本語に訳すなら、「失礼すぎる!八つ裂きにしてやる!」というところでしょうか。

アメリカのパルたちの適当さとかフレンドリーさとか大好きですが、

感情のブレが激しすぎて、たまにびっくりする。

日本人だったら、確実に「もしかして、飲んでる?」と聞くレベルですよ。

よくも悪くも、情緒豊かなんだろうなぁ。

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