ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

タイガー・マザー

ついに読んだ『タイガー・マザー』

タイガー・マザータイガー・マザー
(2011/05/17)
エイミー・チュア

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中国系アメリカ人教授が二人の娘に行った中国式スパルタ教育とその結果。

彼女の二人の娘は、一人はプロのピアニスト、一人もかなり立派なバイオリニストに。

ただし、次女からの反抗にもひるまない!押せ押せ!!のスパルタです。

子どもたちは二人ともイェール大とハーバード大に進学。

結果は、すごい…けれど、彼女の娘たちが書いた本も読んでみたい。

このやり方は、大きくなって、よかったと思うのかどうか。

自分の子どもにも同じことをするのだろうか、と。

アメリカでは出版されるやいなや、彼女の教育方法に賛否両論だったらしい。

例えば、数学で2位になれば、数百問の問題を解かせ1位にさせるとか

罵倒しながらのピアノ練習とか。

こういうところをものすご~く批判されていたわけですが、

”自主性や選択を与えるアメリカ式”ではなく、親が子どもにやらせる

中国式、というよりも、東洋式?

私も娘に3歳からピアノを”させて”いるし、

娘が通知簿で算数に苦手な項目がついていたところを

冬休みに問題集を買って、させました。

日本人の私が読むと、よくいる教育ママに読める…確かに、ちょっとやりすぎというか

すごいところもあるけれど。

でも、きっと同じようなママはお受験に燃えている日本のママにも

うようよいると思う…と思ってしまった。

旅行に行っても、バイオリンとピアノの練習を欠かさない、

強い意志など真似できないし、真似したら家族から集中砲火を浴びそう。

以前、東大に二人の子どもを入れたママの本を読んだ。

内容はほとんど覚えてないけれど、「すごいなぁ~」と子どもへの

情熱の注ぎ方に敬服したのは確か。

著者は確か専業主婦だった。

でも、『タイガー・マザー』の著者は大学教授、働くママ。

時間の使い方も並大抵ではないはず。

彼女を形容しようとすると、孟母なのかワンマンなのかわからなくなる。

読書好きのアメリカのパルたちに「この本読んだ?」と聞いてみた。

メキシコ系のパルは読んだことないけれど、面白そうね、と。

メキシコの一般的なしつけは大声で罵倒、お尻を叩くというものらしいが、

それをアメリカでしたら、逮捕されたり、子どもと引き離され、

子どもは里親に行かなければならなくなるから

気を付けているわ、と。

日本でもピアノは子どもの習い事として人気ですが、アメリカは?と

聞いたら、「Karate」と返ってきた。

…カラテ、空手?!

コロラド州では多分、一番人気よ!と。

「もちろん、あなたの子たちも空手しているのでしょ?」と当然のように聞かれた。

え~っと、私の周囲で空手している人はおらず、うちの子も誰もしてません、と

答えたら、

礼儀も学べるし、自制心を培うのよ、とアメリカ人に教えられました。

アメリカ人に空手の良さを説かれるとは。

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