エアメールが1通来た。
久しぶりの手紙で、消印は1月13日。
結構、長くかかったなぁと読んでいて、びっくり。
もうすぐ1年になる彼女から、初めての恋のお話。
親公認の婚約者のような彼がいて、長い間、付き合っていたけれど
彼の性格に限界がきて、ついに別れた、と。
これが、フランスやイタリア、アメリカからの手紙なら
「ふ~ん。どこも一緒ね~」と全く興味をそそられないのですが、
実はこの手紙、アルジェリアから。
アルジェリアで、男女交際ありなの?
しかも、親公認の婚約者風だった男性と別れた?
それって、すごいことなんじゃないの?とびっくりした。
以前、イランの男子大学生に恋愛の話をしたら、
「恋愛?そんなことは僕はしない!」ときっぱり言われ、
やっぱり、それがイランよね、と思った。
でも、イランのフィーちゃん改めファーちゃんも
長年付き合っている彼がいるそうです。
恋人というよりも、最大の理解者よ、と。
ファーちゃんは大学で博士課程、
アルジェリアのパルも大学卒。
女性の識字率60%のアルジェリアで大学まで卒業している彼女、
きっとかなり恵まれた階級なのだろう。
そういう人たちにとっては、恋愛も一般的なのかしら?と
ちょっと聞いてみたい。
アルジェリアやイランのパルがいると話すと、
「どんな話をしているの?」と聞かれることがある。
イランのファーちゃんは、もうすぐ親戚の結婚式があるそうで、
そこで着るというピンクの民族衣装をLineで見せてくれた。
「高かったのよ~!」と。
普段はどんなのを着ているの?と聞くと、
普段着…と見せてくれたのはジーンズでした。
しかも、無茶苦茶スキニー!足はそんなに細いの?!と愕然とする細さでした。
私のジーンズがデカパンに見えました。
その話をメールでアルジェリアのパルにしたら、
春はパステルカラーの服が欲しくなるよね~という話に。
「年齢がね…ちょっと厳しくなりつつあるのよね…」と
お互いに言いながら。
いや、いける!まだまだいける!といった具合に
ふつうの会話ばかりしている。
アメリカ人やアルジェリア人やイラン人や国籍や文化は違えど、
私がしているのはいつも世間話。
でも、これが楽しいんだよなぁ。