3年間、末っ子の担任だった田中先生(仮名)が諸事情により退職され、
別の園に就職された。
保護者の多くから、とても好かれていた先生で、
田中先生の不満を耳にしたことなんて全くなかった。
他の先生に関しては、まぁ、いろいろもごもごと、
口の中に何も入っていないけれど、口を開けることはできない状況です、
止まらなくなりますから!
その先生がいなくなることを一足先に知り、
夫に「田中ショックやな。。。」と言われるほどに、ショックを受けて
呆然としていた。
最後の日には子ども3人連れて、お花持って、先生にさよならを言おう!と
子どもたちと計画していたのに、
・・・一家全滅でインフルエンザになり、寝込んでいる内に先生は去りました。
悲しすぎる結末!
海外のパルたちにも、”田中ショック”について書いたりした。
先生に求めるものはいろいろあるだろうけれども、
子どもたちの話を一番、よく聞いてくれる先生で、
担任してもらったことがない長女が、一番好きな先生は田中先生と
卒園して名前を挙げるほどに聞き上手の先生。
いつも笑顔が素敵で、その笑顔も顔にぴったり張り付いたような
とってつけたような大人のスマイルではなくて、
正直さがにじみ出るような素朴で素敵な笑顔なの。
しかも、それが毎日よ!
”Honesty is the best policy!"(正直が一番)と
彼女の笑顔を見るたびに思っていたわ、と。
親が好む先生と子どもの好む先生はしばしば正反対だけれども、
田中先生は珍しく一致する奇跡的な先生だったわ~と
もうこれでもか!!というほどに手放しの絶賛してました。
だって、いい先生だったんですもの。。。
獣医師のアメリカのパルからきた手紙に、田中ショックについての
返事が書かれていた。
「あなたがそんなに肯定的に先生を手放しで絶賛するなんて、
よっぽどいい先生だったのね。」と。
・・・全く同じことを日本の友人にも言われましたよ。
「メイが絶賛する先生なんて、すごいねぇ~」と。
私は、どういう人に映っているんでしょうか?
しかも日本人の友人とアメリカ人の友人に同じ感想を抱かせるって、
日米ともに同じ像を抱かせる発言をしてるってことか、
ブレがない私!と肯定的に思っておくことにしよう。
大好きだった田中先生がいなくなった末っ子、
新しい先生はどうなのかしら?と心配していたら、
「優しい先生やで!」と大好きらしい。
どういうところが優しいの?と聞くと、
「カレー、おかわりいっぱい入れてくれた。」と。
田中先生、3年間も担任したのに、カレーでなびく3歳児、
幼児相手は泣けるわ…。