カナダに留学中のスペインの友人が、韓国系カナダ人と日本語で会話したの~とwhatsappで
彼との動画を送ってきた。
ところで、”Omae”って、どういう意味?と聞かれた。
おまえ…お前?!
誰があなたをそう呼んだの?と英語で聞くと、その韓国系の少年にそう呼ばれたらしい。
スペインのパルは
「あなたは私より年下なんだから、”先輩”と呼びなさい。」と言ったとか。
・・・どこから突っ込んでいいのかわからないけれど、
学校のスポーツ部以外で先輩、後輩なんて呼び合わないから。
私は先輩って呼ぶのも呼ばれるのも嫌いで、”さん”をつけるだけだったよ。
さんづけで十分なのよ、と解説。
ただし、”お前”は”あなた”と同じ意味だけれども、ちょっと悪い言葉だから
あまり使わないほうがいい。
もし、うちの子が”お前”とか言ってたら、私は怒る!というレベルです、と伝えた。
お前って、誰も使わないの?と聞かれ、お前っていう人…と考えてみた。
一番に浮かぶのは妻を呼ぶときの夫、
「おい、お前!」とか呼ぶ人が多いのではないかな。
ただ、そう呼ばれて喜ぶ女性はかなり少数派で、名前で呼んでよ!と怒る人が多い。
その名前も呼び捨ては日本では失礼だから、無難なのは男女ともに”さん”、
年下だったら、女の子には”ちゃん”、男の子には”くん”でもいい、と
懇切丁寧に説明。
すると、スペインのパル、
あれ?あなたって、夫のことを”くんづけ”で呼んでない?
あなたは年上じゃないよね?と厳しい突っ込みを入れてきた。
ええ、夫のほうがかな~り年上です。
出会った15年以上前は、私も敬意を表して夫を”さんづけ”でした。
月日の経過とともに、”くんづけ”になり…。
ちなみに夫はどう私を呼ぶかというと、呼び捨て→ちゃんづけ→さんづけ、と変遷している。
相手への呼び方ひとつで関係性が丸わかりの日本語、怖いですねぇ。。。
女性を”おい”とか”お前”とか言う男性って、本当に好かん!という話をしたら、
”You are a women's right fighter."(あなたって、女性の権利について闘う人ね)と
言われた。
う~ん…いや、それはちょっと違う。
なんていうの、あれよあれ、”言葉にうるさい”だけ。
はて、”言葉にうるさい”って、英語でなんて言うんだっけ?
前にどっかで聞いたことある気がする、linguistics(言語学の)なんとかって言う単語が
あったよね?と聞くと、Linguistsね、と言われた。
Linguists(外国語通)とネットで調べるとでてくる。
なんか違う、こんな単語じゃなかった気がする…とアメリカのパルに
「ことばの意味に細かい人って、どう言う?」と聞いたら、「Linguists!」と
3人中3人が答えた。
私の頭の中にあった単語は”言語学の”という意味ともう一つ別の単語がくっついていたような…
あれは日本人だけが使う単語だったのかしら?
すっかり忘却の彼方ですが、3人のアメリカ人に聞いて、みんなが即答でLinguists!と
答えたのだから、そうなのだろう。
「スペルや文法にうるさい人ね」と。
あなたもそうなの?とアメリカのパルに聞かれ、「日本語だけね」と答えたら
大いに受けてました。
いや、そこ笑えない…。