借りたのはこちら。
ツチヤの口車 (2005/07/24) 土屋 賢二 商品詳細を見る |
哲学の名誉教授だそうです。
なんでも”笑う哲学者”だとか。話が軽くて、なにも残らず、
読書の休憩に読む本に最適らしい。
ほぉほぉ。
私の中での群ようこ、中村うさぎ、コミックエッセイやエッセイといった類に
属するもののようです。
読書の休憩に読書、夫には「目の休憩はいつ?」と呆れられますが、
そんなものはない!
DSをするよりは目にもいいハズと気にせず読書。
初の土屋賢二だったのですが、予想外に苦戦。
なんだかものすごい読みにくかった。共感できることなく、
突っ込みを入れたくなることなく、くすりとも笑えず…。
私が一時期愛読していた哲学の教授の本といえば、中島義道。
ひとを“嫌う”ということ (角川文庫) (2003/08) 中島 義道 商品詳細を見る |
彼は”戦う哲学者”と言われるような人で、著作の中でもなにかとあっては
怒ってる!9割以上怒ってる!ず~っと怒ってる!
共感できる怒りもあれば、「まあまあ、そのくらいのことで
目くじらを立てなくても」とさすがの私も言いたくなるくらいの
レベルのこともある。
共感できないポイントがあると、その著者へのポイントは下がるのですが、
中島義道は別!
「私って、意外に寛容な人間だったのね。」と変な優越感をくすぐられる。
友人たちに「中島義道を読みなさい!」と紹介したら、
「なんだかメイが本を書いたみたい。」と言われ、
ちょっと!さすがの私もあそこまで毎日毎日怒っていないわよ!と怒ったことがある。
それに比べて、土屋賢二は柳に風、のれんに腕押しです。
物足りない感いっぱいになった。
なんか毒のある本が読みたい~と思ったものの、
私が図書館で借りてきたのは北杜生尽くし。
毒~毒~、毒が欲しい。。。