今年も夏休みがやってきた。
夏休みといえば、大量の娘の宿題。
去年は自由宿題といって、やってもやらなくてもよかった読書感想文が
今年はしなければいけない宿題になっている。
読書感想文を書く本を自分で選ぶ方式です。
ママ友の中にはすでに課題図書で読書感想文を書かせた人もいれば、
夏休みに読んだ本の中で一番気に入った本から書かせる、
という人もいる。
去年は私も娘に本を6冊買って、その中で1冊選んで
読書感想文を書いて、と言った。
小1が読書感想文を原稿用紙2枚書くということは、どれほどそこに
ママさんの汗と涙の結晶があるか、いかに誘導するか…って、
私の宿題か?!と思うくらい大変でした。
「楽しかったです。ちょっと残念でした。悲しかったです。」といった
2行で終わりそうな一言感想を、ひろげて~ひろげて~ひろげて~と
去年の苦労を思い出すと憂鬱になるほど。
しかし、この”自由図書選び”、実は私は大好きです。
こどもの頃に本の与える影響は大きく、強烈。
人生で後になっても覚えている本が娘の思い出とともに
私が選んだ本の中にあればいいなぁ~と。
昨今の世界情勢を鑑みても、娘にも”平和””戦争””人種”という
テーマの本を読んで、小2の今しか書けない読書感想文を読んでみたい、
ええ、私が娘の感想を読んでみたいだけです。
戦争関連の絵本は家にも数冊あるけれど、今回は原爆関連ではなく、
世界規模での平和、というのを娘に考えてほしくて選んだ。
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難民キャンプでの実話を基にした絵本。
絵本といえども、小2の娘でも難しい言葉もちらほら。
「難民」、「難民キャンプ」、「救援活動家」。
娘にはどれもこれも全く知らなかった単語で、
靴が2年以上履けず(物資の不足で)足が”ひび割れる”なんて
想像すらできない世界に絶句していた。
「そもそも、靴を履かないと足はひび割れるの?!」と驚いていた。
家族を失い、命からがら国を脱出し、難民となっても
女の子は学校に行けず…
娘と同じ年齢でも、こういう生活をしている子が世界にはいる、
その衝撃に打ちのめされていた。
どんな読書感想文を書くのかとても興味がある。