息子たちの通う園での運動会があった。
写真を見せて~というパルたちに、年少の息子のダンスや
年長の息子のリレー。
「楽しそう!こっちにもあったらいいのに~!」とカナダやアメリカの
パルに言われたけれど…
スポーツが得意な子ではなかった私は、運動会は嫌いだった。
遺伝なのか、小学生の娘も得意ではないので、運動会は嫌いらしい。
しかし、真ん中の息子は運動神経がいいので、運動会で頑張れる!ハズ。
「練習ではいつもかけっこで一番です!」と担任の先生に言われ続けた
年中さんのとき、息子は何を思ったのか本番で胸のところに手を置き、
肩をすくめて、ひょっとこのような、うさぎのような…走り方をした。
「なんじゃそれ~!!」と私と夫が思わず絶叫し、
「あの子、変!」とほかの保護者に爆笑、失笑される走り方で堂々の最下位。
あれは、なんだったの?と後で息子に聞くと、
「俺が開発した”恐竜走り”や!」とドヤ顔で言われた…。
恐竜は走るのが早い=恐竜の真似をして走れば早い、と
当日の本番で思い付き、実行した結果だったらしい。
・・・そういうのは練習中にやって!
この話を夫の母に愚痴ると、夫も小学校4年まで、同じようなものだったらしい。
スタートしたと思ったら、豪快にスライディングしてみたり、
いきなり側転を加えたり…リレーですからね、あくまでも!!
「真面目に走れば早いのに、おちょけるからアンカーとかは任されない。」と
呆れて言っていた。
真ん中の息子の足が速いのは、やっぱり夫似で、
ふざけて走るところまで似ているのか…と運動会は諦めた…と言いつつ、
くどいくらいに私も夫も祖父母に至るまで、
「ふつうに走るだけでええんやで!!」とみんなで言い続けた。
私が走るのか?と思うくらいの緊張感で迎えたリレー、
何が嬉しいって…ついに、ついに息子が”普通に”走っているのを見た!
スタートダッシュは遅れて3位スタートだったのに、
最初のカーブで外周から二人抜き、そのままなぜか外周を走り続けて1位!
1位なのに外周を走り続けるって…いまいちわかってない、と脱力したけれど
1位が嬉しいのではなく、”普通に走っている”ことが嬉しいと夫と喜んだ。
さらば、恐竜走り!
実況中継で「○○くんがぶっちぎり!」なんて言われて、
祖父母まで大喜び。
みんなで「”ふつうに”走りよ!!」と言った甲斐があった!と言い合っていたら、
息子は担任の先生と前年度の担任の先生にも
「足早いんだから、ふつうに走ってね!」とリレーの前に念を押されていたらしい。
お手間、おかけしてます…。
ちなみに年少の息子のかけっこは、ドリフの走り方になっていた。
手をパーで横に振って走るって…逆に難しいだろ!という突っ込みを夫としつつ、
恐竜走りを知っている私たちには驚くほどでもない。
今後の成長に期待!…来年はどんな走りをするのか恐怖でしかないけれど。