ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ジャイアンの上

コロラドやフランス、カナダの3人兄弟を持つママさんたちと話すと、

「一緒~!!」と共感することが多い。

末っ子がいかに偉そうにするか、です。

要領がと~ってもよくて甘え上手なのも末っ子ならではで、

うちの末っ子は3歳で、「責任とって!」とよく言ってました…。

雨が降ったから、買い物はまた明日ね~と言っただけで、

「今日って、約束したのに、どう責任取る気?」と詰め寄られ、

「だから、明日行くって言ってるでしょう。」と話しても、

「約束が違う!責任とって!」と。

どこで覚えてきたのやら。

外に出ても同じで、スーパーで8才くらいの男の子が不注意で

4歳の息子に先日、ぶつかった。

「あっ。」とその子が去ろうとすると、

「おい!言うことあるだろ!」と4歳の息子。

・・・ごめんね~!!と、つい私が男の子に謝ってしまった。

ぶつかった加害者というより、言いがかりをつけられた被害者にしか見えなかった。

しかし、息子は「(年が)大きいんだから、何か言い忘れていることあるやろ!」と

憤慨していた。

そんなと~っても偉そうな末っ子、

我が家では”ジャイアン”と呼んでます。

俺のものは俺のもの、お前のものも俺の物、と地で行く。

「うちの息子、ジャイアンなんです!」で日本人には伝わるだろうけれど、

これを海外のパルに説明しようとすると大変で、面倒くさくて避けていた。

しかし、いかに末っ子がジャイアンかっていうのを証明するような

素晴らしい出来事が数日前にあった。

10月に夫の誕生日を控える数日前、末っ子が言い出した。

「お父さん、僕のこと好きやんなぁ~。」と。

いつもは全くそんなことを言わないのに、いきなり何?とびっくり。

「お父さんの誕生日を僕にちょうだい。」と。

…年を早くとりたいの?誕生日もらっても急に2つ大きくなったりしないよ、

と夫が末っ子に話すと、

「ちゃうねん。プレゼントを買いたいんや。」と。

解説しますと、末っ子はどーしても欲しいおもちゃがあったけれど、

「サンタさんか次の誕生日を待ちなさい。」と言われていた。

末っ子の誕生日は次の春。クリスマスには違うものが欲しい。

そこで、ひらめいたわけです!

お父さんの誕生日をもらって、そのときに”誕生日プレゼント”として

欲しいおもちゃを買えばいいんだ!と。

そうすると、僕が喜ぶ、僕が喜ぶと僕を大好きなお父さんも嬉しいやろ!

お父さんの誕生日を僕にちょうだい!と。

「・・・なんでやねん!」という突っ込みが家族全員から入っても

末っ子は何度も何度も、来る日も来る日も粘り強い営業を重ね、

ついに夫は自分の誕生日に”子どもたち”にプレゼントを贈る、という

「なんでやねん!!」という行動をした。

ジャイアンでものびたの誕生日までは奪わなかったに違いない…と言いつつ。

「ケーキはお父さんが選んでもええで。」と末っ子から許可が出ていました。

いや、だからそもそも、”お父さんの”誕生日なんですけれどね。

この話、「ジャイアンでしょ!うちの末っ子すごいでしょ!」となるはずが、

「なんて優しいお父さん!」とか「素敵なご主人!」と

パルたちに言われた。

アレ・・・?

「うちの末っ子のジャイアンさに驚かない?」と聞くと、

「はっはっは!同じようなものよ!」と言われた。

みなさんのところもすごいのね。。。

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