アメリカでライターをしているパルから手紙が来た。
「ちょっとメイ、日本にはパジャマで買い物に来る人いる?
この前、スーパーでパジャマで買い物をしている人を見かけたわ。
しかも、濡れた髪のまま。
まるで、シャワーしている途中で買い物に来た人みたいだった。
ものすっごい変。」と書かれていた。
パジャマで買い物の人…
コンビニでバイトをしている友人から「パジャマで買い物に来る人が結構いる。」と
聞いたことはあるけれど、私自身はパジャマで買い物をしている人を
見かけたことがない。
それは、私が活動する時間や場所にパジャマの人がいないから?
夜働く人だったら、やっぱりよく見かけるものなのかしら。
そういえば、うちの母は入院中、「ちょっと散歩してきます」と出かけ、
家まで帰ってシャワーを浴びていました。
…パジャマでよく歩いて帰ったね、とびっくりしたことがある。
それ以降、パジャマの人=入院から脱走中と私にはなっているので、
もしや、その人も散歩と称して病院を抜け出した人?!とまず思った。
以前は、ちょっとでも早く行こうと無理な追い越しをかけたり、
接近してくる車には、
「もうちょっと早く家を出なさい!」と思っていた。
そういう車に遭うと、それだけでイライラ、イライラ、イライラ…としていた。
そういうとき、夫は決まって、「下痢や!許したって。」と言う。
夫も一度、下痢になったとき、とーっても急いだことがあるらしい。
「あっちの車も下痢」「こっちの車も下痢」と私の住んでいる市内は
どうやら下痢の人だらけのようです。
「下痢」というフレーズではどうも許せない私は、
「産気づいた」と思うことにしている。
私自身、産気づいたときは夫に「信号で止まるな~!!」と無茶な要望をして、
もちろん信号で止まった夫に「う・・・生まれる…」と言ってました。
信号無視の車や右折優先!かのように突っ込んでくる車、
ちょっとぼーっとしているだけで前の車にクラクションを鳴らして
早く行け!とせっつく車は、
「きっと奥さん、産気づいたな…」と思うことにしている。
女性が運転しているときは、「陣痛中に違いない。」と。
それはそれは、焦るよね~とおおらかな気持ちになれる。
これだけ産気づいた人だらけなら、少子化じゃないハズ。
高齢者マークの車を煽っている車を見て、とっても嫌な気持ちになった。
「自分が年を取ったら…」と考えれない人がいるんだなぁ、と
思いながら運転していたら、白髪の御年70は超えているおばあちゃんに
カーブで追い越された。
・・・私が対向車を見えないから、おばあちゃんももちろん見えてませんよね?
そちらは老い先短くても、私はまだ人生の折り返し地点もまだなのに。
「…下痢か。仕方ない。」と思えるようにはまだまだなれない。