ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

喪中の正月

我が家は今年は喪中欠礼でして、

「明けまして おめでとうございます!」は言えず、

「おはよう…」となんだか地味に新年を迎えました。

ロンドンのパルに「初詣は?」と聞かれ、

「行かない。」と答えたら大層、驚かれた。

混雑した中、動く気がしない。

実家から20分のところに大きな神社が2つほどある。

夜中から道は混み始め、40年前に初詣に行った祖父は

朝8時に家を出て、駐車場に13時に辿り着いたらしい。

以後、「初詣は行くものじゃない」となってます。

そのため、我が家の初詣はしばしば2月に行われるくらいです。

ただ、今年は喪中なので、初詣も不可らしい。

ロンドンのパルは学業成就のお守りを去年、日本語の先生から

いただいたようで、「まだ持っている。返しに行くべきなんでしょ?」と

聞かれた。とーっても気になっているらしい。

そういえば、私も学業成就のお守りは神社へ返納しに行ったけれど、

手許にもまだお守りがある。

”安産守り”を5つほど…。

山口、島根、大阪、岡山と友人たちが送ってくれたお守り、

なんだか離れがたく、母子手帳と一緒に置いている。

「おかげさまで、すくすくと育ってます…」と見るたびに拝みたくなる。

夏に義母の実父、夫の祖父が亡くなったために喪中を一応、している。

別居の祖父母は家や関係性により、そこまでは…と言う人もいるけれど

一応、です。

義実家の地域では、大往生の場合は「紅白まんじゅう」を香典返しと

する風習もあり、葬儀会社が「紅白まんじゅうにされますか?」と聞いたとき、

義母が「なんもめでたいことはない!」と強い口調で言っていた。

やはり、いくつになっても親を亡くすのは辛いんだと思い、

義実家を正月に訪問するときに

「絶対、”あけましておめでとう”と言わないように!!」と何度も

こどもたちに念押し。

我が家から持参した贈答品もいつもは”お年賀”ですが、今回は包装のみ。

そんな私たちに義父母の第一声、

「明けまして、おめでとう~!!」でした…。

「それ、あかんのんやで!喪中やろ!」と小2の孫に注意される義父母…。

帰りには「また帰ったら食べて~」とお菓子を頂きましたが、

きちんと”年賀”とのし書きつき…。

時間の経過で癒された、ということにしておこう。

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