ロンドンのパルが古文を読んでいることに触発されて、
スクールバスにクラクションを鳴らす近所の車を見かけたから。
白髪の老人が幼稚園児の降車すら待てない、
現代の「にくきもの」(いやなもの)に挙げて間違いない。
清少納言は急いでいるのに急に来て、とりとめもなく話す人とか
人のことばかり羨ましく思う人、などと手厳しいけれど
それらはいつの世も同じかも。
私が思う”いやなもの”といえば、
デイケアやスクールバスの停車にクラクションを鳴らす車、
もみじマークをまくって、先を急がそうとする車、
”Baby in Car"とステッカーを貼りながら無謀運転する車、
あぁ、車尽くしになってしまったけれど、
これが全部、今日見た車だと言ったら、
「どんなところに住んでいるんだ?」と驚かれるのかしら。
片田舎…です。
ほかにも”にくきもの”といえば、
年上のものが年下のものに横柄な態度をとること、
人により態度を変えている人を見たとき、
向学心のない人、
私がいかににくきものを列挙したところで、
全く美しくないというのに、清少納言は美しく書けたのか…。
彼女の随筆、私にはいまひとつ美しく感じないけれど、
それは私が紫式部寄りの発想だからなのかも。
「いやだわ、ちょっとわかるからって、ひけらかしちゃって!
そのうち、失敗するんだから!」と言いたくなる気持ちはわかる!。