イギリスの若い男性に
”日本人女子の名前で聞いただけで、かわいくって仕方がない名前がある!”
といわれた。
そんなお気に入りの名前、一体、何?!と思って聞いてみると
”ケイコ”らしい。
…ケイコですか。
う~んっと…私の同年代にはまずいない名前ですよ。
”圭子の夢は夜ひらく”の世代かと。
母方の叔母に夫の親戚に父の従兄弟に…ええ、50代女性にケイコさんが3人ほど。
それはちょっと古い名前って気がするわ~という話をしつつ、
まぁ、お気に入りの名前が”Cynthia”(シンシア)の私が言えませんがね、と話した。
「イギリスではシンシアはあまり聞かないなぁ~。」と言われてしまった。
シンシアも50代女性の名前よ!とアメリカ人のパルに言われたことがある。
そんな話をロンドンのパルにした。
彼女は最近の日本事情も知っているし、もう少し新しい名前が出てくるかと思ったら
”トモコ”と”ナオコ”がかわいい、と。
ともこになおこなら、私の知り合いにもたくさんいる、
30代女性のかなり一般的な名前かと。
「ちなみに、あなたのお気に入りの名前は?」と聞かれた。
「あやの」です!!
それはちょっと古いんじゃないの?とロンドンのパルに反撃されたけれど、
”old"(古い)んじゃない!”traditional"(伝統的)な名前なのです。
娘の友だちに”あやのちゃん”がいるけれど、かわいい名前ね~、素敵ね~と
会うたびに言ってしまった時期があるほど。
「じゃあ、なんで娘につけなかったの?」と聞かれた。
名字に合わなかったんです!
画数ではなく、なんだか韻を踏んでいるような名前になってしまって、
うちのこはラッパーじゃない!と却下した。
ちなみに、男の子だと”夢司”(ゆめじ)くんがいい~!と思ってましたが、
こちらは画数診断で”ナルシスト””自己陶酔型”とか散々に出た。
”夢を司る”、いいじゃないか~!と思ったのですが…。
息子たちは全く”夢”が入ってない名前になったものの、
「珍しいけれど、読みにくくもなく、書きやすく、わかりやすく良い名前」と
学校の先生に言われました。
夫と私がこどもの漢字を選ぶときのルールとして、「こうとしか読めない!」
という漢字を選んだ。どう読むんだろう?と変なところでエネルギーを使わない、
至って普通の読み方しかしない漢字。
寧ろ、これ以外の読み方を知らないだろう!という漢字ばかりを
こどもたちにはつけたので、うちの子どもたちは「読みやすい!」とよく言われる。
最近のこどもたちの名前は本当に読めませんから…。
漢字の名簿より平仮名でいい、もしくはルビを振ってほしいと
いつも言っていた私を小バカにしていた友人が我が家で名簿を見て絶句していた。
「…読めない」と。
植物漢字や動物漢字といったマニアックな漢字は読めるのに
小学生の人名が読めない。
そういう時代です…。