ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

花火と世界地図

ロンドンのパルたちが来たとき、夜に花火をした。

手で持つ花火はしたことがないイギリス人とアメリカ人、

花火を振り回し、「あぶないでしょ!!」とうちの子どもたちに

怒られてました…。

そうか、手に持ったことがないから、

「危ないから、振り回したらダメ!」とも注意されてないんだね~と

夫と感心した。

イギリスでは夏に花火しないの?と聞いたところ、

花火は冬、11月5日にある、と。

Remember remember the 5th of November" と

ロンドンのパルのアメリカ人婚約者が言い出した。

remember rememberって、早口言葉か?と思いながら聞いていると、

どうやら詩のようにも聞こえる。

っで、それはなに?と聞くと、ガイフォークスだとか国会議事堂だとか

火薬だとかいった英語は聞き取れた。

国会爆発未遂事件が歴史の中であったことはわかった。

ガイ・フォークスって、犯罪者?と聞くと、

「宗教的背景もあった」とロンドンのパルに言われたものの

世界史が得意だったハズなのにわからない。彼らと別れてから調べましたとも!

Remember, remember the Fifth of November,

The Gunpowder Treason and Plot,

I know of no reason, Why the Gunpowder Treason should ever be forgot.

Guy Fawkes, Guy Fawkes, t'as his intent

To blow up the King and Parli'ent....

覚えていてね、覚えていてね、11月5日を

火薬陰謀事件のことを

火薬陰謀事件のことを忘れなければいけない理由はない

ガイ・フォークスガイ・フォークス、国王と国会を

爆破しようとした男

カトリックイギリス国教会、というのがロンドンのパルが言っていた

”宗教的背景”だと調べて分かった。

ロンドンの彼女とは3年も文通していたし、

イギリス、日本で知らない文化って、何があるかな~?

くらいに思っていたけれど、

たった3日ほど一緒に行動しただけで、でてくる、でてくる、

文化や歴史の違い。

日本地図のパズルをしただけでもそれはもう白熱で、

ロンドンのパルのアメリカ人婚約者が、

「ここだけ異様に大きいけれど。」と北海道を指差すと、

ロンドンのパルが解説していた。

明治以降に開拓された場所で、ロシアの侵攻に備えたんだ、と。

ロンドンのパルの博識ぶりに夫と拍手してしまったほど。

すごい!よく日本の歴史を知ってるね!うちの小3の娘はまだ知らないよ…と。

北海道の上にある小さな島を「ここはどこの国?」と

アメリカ人の彼がついでに聞くと、

事情を知る夫、私、ロンドンのパルは彼にどこまで話すべきか…と沈黙。

口火を切ったのは私で、

第二次世界大戦のときにロシアにとられた北方領土。」と話し、

ロンドンのパルが「このへんが中国が自国領と主張している島」と

尖閣諸島周辺を説明し、

そして、「ここがほとんどの国では”日本海”(Japanese sea)で、

中国が文句を言っているところ。」と言う具合に説明していた。

そんなことまでイギリスまで話題になっているのか!?とロンドンのパルが

知っていることにびっくりした。

「ここは?」と沖縄を指すアメリカ人に

沖縄県!あなた、本当に知らないの?」とロンドンのパル。

”日本でアメリカ人のあなたのその発言は失礼でしょ”といった

驚きと非難めいた口調だった。

沖縄とアメリカ…それはもう知っていてほしい、とも思ったけれども

真珠湾の位置を日本人が知らないようなものなのかもしれない。

誰だよ、地図パズル始めたのは!

歴史とか政治問題とか絡んできて、ものすごーくやりにくいわ!と

みんな思ったに違いない。

地図パズル、あれはおすすめしないなぁ~と正直、思いました。

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