ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

面倒くさい

久しぶりにAETを東北でしているアメリカ人のパルからメールが来た。

「職場の学校になかなか慣れなくて、先生たちと打ち解けれない。」と。

何から話し始めればいのかわからない、と言うので

「やっぱり、どこの国でも無難に天気の話題から始めたら?

秋になってきましたね~とか雪はいつから降りますか?とか」と

提案してみるものの、

「私はどうも避けられているらしい。」と彼女は言う。

それはきっと…あなたに英語で話しかけられたら、どうしよう?!と

思っているだけなんじゃないの?

日本語で話せば相手も日本語で返してくるし、

あなたが日本語を話すことがわかれば違うと思うよ~と返した。

彼女が言うには、「日本の学校の先生は常に忙しそう」らしい。

いや、実際に忙しいんだと思う。

彼女は先生とも生徒たちともあまり話をすることがない、と言うので

「それなら、放課後は?英語クラブとかあるのでは?」と聞くと、

「英語クラブは週1回。私の勤務時間は4時までだけれど、

放課後は4時半から。放課後に何かするのは”面倒くさい”」と

ずーっと英語で話す中、”面倒くさい”だけ日本語で言われ絶句。

「まぁ、頑張って」と適当な日本語で終了した。

その後、ロンドンのパルからメッセージが来たのでぶちまけましたとも!

あんなに情熱に燃えて訪日してAETの先生になったアメリカ人のパルが

勤務時間外にちょっと活動することを”面倒くさい”って言ったんだけれど!

でも、彼女の勤務時間内は先生たちも授業があるし、

生徒たちも授業があるし、そもそも話すのは授業以外になく、

彼女は日本語も向上していなければ、

英語で話すこともしてなかったよ。

一体、何しに日本に来たの?と正直、思ってしまった。

「面倒くさい」という日本語だけは言い慣れていたけれど、

あれを連発したら、あまり良い印象を他の先生たちを始め

日本人から受けないことを教えてあげるべき?

「日本にきても英語圏の人だけで固まって英語しか話さず、

日本の文化を知ろうともしない人がいるとは聞くけれど、

彼女はまさにそれなのね。」とロンドンのパルが言っていた。

彼女はまさにそれだ!とは言いたくないけれど、

3年付き合ってきた私の知っている彼女とは全く違って絶句した。

もしかしたら、日本の生活に馴染めてないのかもしれないし、

”勤務時間内に仕事をする”という割り切り型の文化かもしれないし

人かもしれない、

そういういろんなことを加味しても、

”面倒くさい”を連発するのは思春期の10代でもなければ

やっぱりお勧めしないわ~。

もし私が彼女だったら、あなたは「それは良くない言い方よ。」と

私に教えるだろうし、

あなたが無神経に聞こえる発言を英語でしたら、

「それは使うべきではない」と私も言うわ。

きっとこれは関係性の問題よ、とロンドンのパルは言う。

私もロンドンのパルもたまに間違えるし、

「その言葉は良くない印象を与えるわよ。」と指摘しあう、

ロンドンのパルに指摘されてよかった~と思ったことは何度もある。

同じことをアメリカのパルになぜしなかったのか、

やっぱり彼女とそれほどの関係ではないと思っているからなのか。

「彼女にゴールを聞いたら?」とロンドンのパルが言っていた。

あなたが日本でしたいことは何?と。

日本語の上達やアメリカ文化の紹介なら、

間違いを指摘するべきだし、

今の生活を楽しむだけなら、放っておくに限るわね、と。

私の知っているあのアメリカ人のパルはどこにいった?という変貌に

正直、とても戸惑っている。

ちなみに面倒くさいを英語で言うと、

a pain of neck, bothersome, can't be bothered

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