青森に住んでいるアメリカのパルから
「日本人の友だちができない」という手紙を受け取った。
近くに飲みに行くようなバーもなく、
同じ年齢の女性も見かけず、職場と家の往復の日々よ、と。
日本では知らない人と会話することもないから、
知り合いを作ることすら難しい…と。
知らない人と会話しない、これって、日本でも地域性や
その人の性格も大きいと思う。
私の住んでいるところは、片田舎で、フレンドリー。
住み始めたころは、
「誰もかれも土足で人のプライバシーにずけずけと…」と
文句ばかり言っていた気がするけれど、10年住んで慣れた。
というより、寧ろ、溶け込み過ぎ!と言われるほどになった。
近くのコンビニ、ショッピングセンターのエレベーター、
スーパーマーケットに果ては宅急便のおばちゃんとまで
会話をしている。
先日も、ママ友と話しているときに、
「あぁ、あの宅急便のおばちゃんは子どもがたくさんおってね~
実家は○○市で~」と話したら、
「友達?!」と驚かれた。
いえ、世間話を多少…が重なって、お互いにかなり知っているだけ。
きっと、アメリカのパルの住んでいる場所が私の故郷のように
それほどフレンドリーではなく、知り合いとしか話さない、
プライバシー尊重型の地域なのかもしれない。
それに見た目が明らかに外国人の彼女に話しかける勇気を
シャイな日本人はないのかもしれない。
彼女の日本語レベルがかなり高いことも話さなければわからないだろうし。
ロンドンのパルにこの話をしたら、彼女も同じことがあった、と。
知り合いが日本人の友だちを連れてきて、
みんなで彼女は英語ができる前提でワイワイ話していたら、
彼女は全く内容についていけておらず、それから何を話すべきか
急にわからなくなった、と。
どのくらいの早さで、どのくらいの単語力で…なんて
パッと見ではわからないものなぁ。
「外国で友達を作るのって、大変よ。」と、
イギリス在住のポーランド人のパル(在英歴9年)も
今回の手紙に書いてあった。彼女はイギリス人の友人ともめたらしい。
外国語で会話するし、文化も違うし、大変なのはそうだろうけれど
きっと相性のいい人はいると思う。
アメリカのパルは外国人の友人たちと仲良くしているみたいで
それが余計に彼女の日本語力を向上させないし、
日本人も声をかけにくいよなぁと思った。
とりあえず、「何か習い事を始めるとかは?」と提案してみようかな。