”Do you like LGBT?”と、
今日、ポスクロで知り合ったウクライナの女子大生から聞かれた。
えっ?!と一瞬、悩んだ。
某政治家みたいに「LGBTは個人的趣味」だと言うつもりではない。
それが好きか嫌いかという質問に驚いただけ。
私のパルたち、LGBT(レズ、ゲイ、バイ、トランスジェンダー)、
4,5人はいる。
普通の友だちで、LGBTだけを抽出して好きかどうかについて
考えたことはなかったし、考えようとも思わなかった。
「僕はゲイだけれど、ペンパルになってくれるかな?」と
いうメッセージを前にもらった。
「私は異性愛者だけれど…」と言ったことがなかったので、
ゲイっていうだけで、そんなことを申告しないといけないの?
性的指向なんて、ものすっごくプライベートなことなのに?と
そんなことを申告するに至った彼のそれまでを思うと複雑な気分になった。
「あなたがゲイでもバイでも気にしないわ。
うちの夫を”かっこいい!”って言っている私のほうが
あなたよりも少数派よ」と伝えた。
ゲイの友だち、いっぱいいるわよ~と言うアメリカのパルたちもいれば、
「叔父がカミングアウトしたばかりよ」と前にオーストラリアの
パルに言われたり、フィンランドのパルのお隣さんは
レズビアンカップルだと聞くし、
私の周囲ではLGBTにはフレンドリーな世界が
広がっている気がするのだけれど、
スウェーデンのゲイのパルに言わせると、
「LGBTに社会はまだまだ厳しい」らしい。
スウェーデンやヨーロッパではまだマシらしいけれど、
アメリカのLGBTの人たちはまだまだ差別が多いし、
アジアなんてもっとでしょ?と言われた。
性的指向にとやかく言おうと思わないし、
言われてもどうにもできないのが性的指向。
犯罪にならない範囲でなら、皆が心地よい格好をすればいいし、
性別はどうあれ、パートナーを持つことは素敵なことだと思う。
「結婚は異性間でするべきよ!」
「子孫繁栄こそ神が求めるもの」
といったことをふつ~うに言うパルが私にもいるけれど、
自分のこどもがLGBTだとカミングアウトしたら、
どう思うのかしら?
ありのままの自分を受け入れてくれる社会や世界こそが
LGBTの人だけでなく、誰にとっても心地よい世界だと思う。