フランスのパルは出産してそろそろ半年を過ぎたころ。
彼女はどちらかというと、完璧主義者で几帳面。
メモ帳サイズの紙に、よくこんなにつぶれずに字が書けるな!
と感心させられる。
「…読めない」と私がつい老眼かと思うほどの小さい字で
いかに育児がストレスかを書いていた。
それがもう日本のママさんと一緒ね~というほどに、
子育てあるあるだった。
例えば、「手伝おうとする気持ちはわかるけれど、
夫のすることなすことが結局、私の時間を奪う。」
ええ、夫は邪魔!そういいたくなる気持ちはわかる。
世の奥さん、みんなきっとそう思ってるよ~と相槌を打つ。
私も何度、夫にキレたか。。。
そんなとき、読んだ文章が目から鱗。
「夫のことは、新人学生バイトだと思え。」というもの。
新人も学生バイトも私は指導したことないけれど、
何も知らない真っ白な人だと思えってことか!
うちの夫に新人や学生がもつ初々しさはないけれど…。
ほかにも、「夫の母の育児への口出し」だとか
「子どもの教育に関する実母からの干渉」だとか…
生後6ケ月ですけれどね。
他にも離乳食に…こどもの世話にかかりきりになって
荒れ果てた部屋に…
読んで思った、「それ普通!」どこにも異常なポイントはない。
あるある~!!と子育てしているママさんみんな言う。
私も子どもが昼寝している間に部屋を片付けたり掃除したり、
夕飯の下ごしらえをして…とやったものです。
っが、余計にストレスが溜まった。
「あなたはどうやってたの?どうすればいいと思う?」と
子育てのストレスを私に訴えたママさんたち、
国内外を問わず、
「まず、子どもの昼寝中に家事をしないこと!」
と私は言っている。
子どもが寝ているときは、一緒に寝るか
趣味に使って、ストレスを発散させる。
”完璧”を求めずにほどほどで満足するようにする。
完璧を求めて、ついイライラするママよりは、
ほどほどで笑顔のママでいいじゃない~と思っている。
私は今日知ったけれど、イギリスの小児科医・精神科医の
ドナルド・ウィニコットは
「最良の母親とは、まあまあの母親である」
まあまあの母親”good enough mother"。
小児科医もこう言っていることですし、
是非、”まあまあの母親”を目指そうかと。
子どもへのエネルギーが過大にならないように
有り余るエネルギーは自分へ使いたい。