サウスカロライナ州のパルから、
「オバマ大統領が広島でしたスピーチ聴いた?
私、ラジオで聴いたんだけれど、すごい感動して
泣いてしまったわ!
アメリカでは大きなニュースになっているけれど、
日本ではどう?」
といった感じの感極まったメールがきた。
『ダウントン・アビー』シーズン2で忙しくて
オバマ大統領のスピーチ聞いてないので朝刊で全文を読んだ。
新聞でもオバマ大統領の広島訪問は大きく載っていたけれど
サウスカロライナのパルのように感動的に読めない。
彼のスピーチより、広島平和記念館を訪問した後の
ケリー長官の言葉のほうが私にはよっぽど迫ってくるものがあった。
大統領の任期終了も近くなって、
周囲を気にすることもなくなってからの広島訪問か…。
ノーベル平和賞を受賞したときは期待したんだけれど、と
いろいろと考えてしまうと
"it was very moving"(感動した) "emotional"(心を揺さぶった)
"sentimental"(感傷的な)とたくさんの感動の言葉を
使ってくれたサウスカロライナのパルの10分の1の感情も
動かなかった気がする。
ただ、オバマ大統領の広島訪問をきっかけに
サウスカロライナのパルのように平和について考える人が
いるということは意味が大きいと思う。